こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。
今回は、日経平均株価やダウ500などの株価指数にどの様に投資すれば良いのか探ってみることにします。
2020年1月下旬現在の今、中国の武漢で発生した新型コロナウイルスの流行によって日本を含む世界各国の株価は下落して相場からの退場者もチラホラ見受けられます。
伝染病は、旅行や観光の抑制に繋がる=経済活動の停滞を招くという点で株価に悪影響が及んでいると考える事が出来ます。
という訳でリスクが後退した時の株価上昇を見越して、いつ・どの様なシグナルに基づいて株を買っていけば良いのか私なりにポイントをまとめてみました。
株価指数の買うタイミングはいつ?
2019年から2020年にかけて、個別株に投資するよりアメリカの株価指数であるS&P500に連動するETFやETNに投資することが最適解であると考える投資家が増えてきています。
でもどのタイミングに買えばいい?
レバレッジをかけるべきか?
などに踏み込んだ内容は少ないです。
という訳で私が自分で感じたり、SNSやYouTubeを通じて得た内容についてまとめてみました。
日経平均とTOPIX・NYダウとS&P500のサヤを意識する
日米の代表的な株価指数というと日経平均株価とTOPIX、NYダウ(ナスダック)とS&P500が該当します。
日経平均株価 | 日本を代表する企業を集めた株価指数 =特定の銘柄の影響を受けやすい | ||
TOPIX | 東証1部に上場する企業全体の株価指数 =特定の銘柄の影響を受けにくい |
株価指数という言葉のくくりで言えば同じですが、TOPIXとS&P500が日米の優良企業全体のベンチマークであるのに対して、NYダウと日経平均株価は優良企業の中からそれぞれ30社・225社を選出した言わばオールスターの様な選出がなされています。
相場の天井や大底を見る時にこの、市場全体とオールスターの株価指数のサヤやタイミングを見る事が有効です。
相場全体に勢いがあるのであれば、市場平均とオールスター群のそれぞれの株価指数が上昇するはずです。
しかし、市場平均はあまり上がっていないのに、日経平均株価やNYダウだけが先行して上昇している時があります。
日経平均は、ファーストリテイリング ユニクロ)ダウはボーイングなどの時価総額の大きい企業への寄与度が高い傾向にあります。
関連記事 >> 日経平均株価はどの様に算出されるのか?詳しく解説してみた
このいびつな構造をついて機関投資家は、極端なポジションを取る事があります。
日経平均で言えば、ゴールドマンサックスやクレディスイスなどが強い影響力を保持しています。
通常であれば、日経平均の直近高値とTOPIXの高値は連動することが多いです。
この連動性が崩れている場合は、どちらかが割高になっていてもう一方は割安になっているということになります。
日経平均がTOPIXより割高であれば、市場全体にはお金が回っていない=実体経済を反映しているとは言いずらいね
日経平均とTOPIXとのサヤをトレードに活かす方法もあります。ただし、基本的には先物取引でのトレードとなる為初心者には推奨できない手法となります。
ボリンジャーバンド などのテクニカル指標
ボリンジャーバンドなどは、統計額より詳しく言えば標準偏差をトレードに利用したものです。
つまり、数学的な根拠に基づいてトレードすることができます。
ボリンジャーバンドやフィボナッチ、移動平均線からの乖離からの戻りを狙う手法は逆張り戦略としては極めてオーソドックスな手法です。
特に私はボリンジャーバンドでの逆張り戦略を愛用しています
それは、逆張りとしてのエントリーポイントが分かりやすいし思惑が外れた時の損切りが容易だと思うからです。
騰落レシオを使ったエントリー
騰落レシオとは? | 相場全体の過熱感や閑散度を表す指標。 80以下が閑散・120以上で加熱し過ぎと判断できる。 |
騰落レシオは、相場全体にの底打ち感を確認できる指標となっています。
関連記事 >>相場の過熱感を評価する騰落レシオの理論と使いかたを解説してみた
よって、年に数回はある株式相場の全面安の場面において威力を発揮してくれます。
みんなが相場に恐怖して株や先物取引から手を引こうと考える時に勇気と戦略を持ってポジションを取れる事が勝つためのヒントと言えるのかも
個人投資家の信用評価損益率を見る
松井証券では、個人投資家の信用評価損益率を算出・公表してくれています。
信用評価損益率とは、個人投資家が信用取引で買っている株の損益率がどの程度の状況であるのかを表す指標となっています。
信用取引とは、30万円以上の資金を証券口座に入金した上で、証券会社に申告する事によって開設できる取引口座の事です。
信用取引口座では、預け入れている資金の約3倍までポジションを持つ事が出来ます。
信用取引は、簡単に言えば証券会社にお金を借りて株を買っている状況にあります。
なので、買った株が値下がりをして、証券会社が決めている最低証拠金額を下回った時には追証(追加証拠金)を入金する必要があります。
株式相場全体が下落すれば、信用取引で買った株式の価値が下がる=証拠金が足りなくなる=株を売るか追加入金の必要=入金がなければ強制決済という形でどんどん株が下がるという循環になります。
損益率と言うけど、個人投資家は含み益はすぐに利食いを実施して、損切りは引っ張る傾向にあるので基本的にはマイナス推移するみたいだね。
過去の傾向から言えば、皮肉な事なのですが個人投資家が耐えられなくなるほど株価が下がる、もう投資なんてしたくないという悲観の状況から株価が回復する傾向にある様です。
信用評価損益率を用いた投資判断については、関連記事>> 信用評価損益率で株式相場の大底を探るの記事で詳しく解説しています。
指数に投資する方法とメリット・デメリット比較
現物(ETF・ETN) | CFD(差金決済) | 先物・オプション | |
必要な資金 | 数百円程度から可能 | 数万円〜数十万円 | 数十万円〜数百万円 |
メリット | ・少額からでも投資可 | ・現物取引よりレバレッジを掛けて投資出来る ・配当金相当額が貰える証券会社も ・24時間ほぼいつでも取引可能 | ・CFDを超えるレバレッジ投資が可能 ・約20時間近くは投資可能 |
デメリット | ・取引できる時間が短い(平日9:00ー15:00) | ・証拠金取引に慣れないと口座資金を飛ばしてしまう可能性有り (ポジションの強制ロスカット) ・場合によっては借金も有る | ・CFDを超えるレバレッジ性 ・投資というより投機の側面が極めて強い |
難易度 | 易(初心者向け) | 中(中級者向け) | 難(上級者向け) |
レバレッジ性 | 低い | 中程度(5倍〜10倍が多い) | 極大(数十倍以上) |
株価指数に投資する方法としては、沢山の方法があります。
左から右にかけてレバレッジ性と投機性が高くなってしまいます。
サラリーマンから億り人を目指すのであれば、いづれはCFDや先物取引に手を出す必要が有るというのが個人的な見解です。
ただ、長期的に勝てる見込みや能力が無いのにレバレッジ性の高い投資に手を出すのは口座資金を減らすだけであまり望ましいとは思いません。
自分の資金量と能力と相談しながら投資する環境を選んで欲しいと思います。
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