VIXショックで大損!NEXT NOTES S&P500 VIXインバースETN(2049)についてまとめてみた

投資知識

相場の世界に絶対はないそんな事を改めて感じさせられたのが今年2月に発生した、VIXショックです。

株価は急落し私も含めて多くの投資家が阿鼻叫喚の状況に陥っていたので記憶に新しい方も多くいると思います。

株式投資家がパニックになったのは当然ですが、VIXショックという言葉からもわかる様に一番損失を被ったのはVIX関連の金融派生商品を買っていた投資家です。なぜ、VIX指数に投資して大損したのか?今後VIX投資を検討している方、VIXショックでなぜ大損した投資家がいるのか興味があるという方は是非この記事を見ていただきたいです。

それではいきましょう。

 

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 VIXショックで、VIXインバースETN(2049)という銘柄が吹き飛んだ

VIX指数の爆発で最も大きな影響を受けたのは間違いなく東京証券取引所に上場されていたETNである

「NEXT NOTES S&P500 VIXインバースETN(証券コード:2049)

という銘柄です。

NEXT NOTES S&P500 VIXインバースETNの特徴は、VIX指数先物の指数にマイナス1倍の値動きをする金融商品で、平穏時にはコンタンゴするVIX指数の特徴を活かして相場の上下動に左右されない投資商品という認識のもとに多くの投資達が現物買いや信用買いを用いて投資を行っていました。

そして、VIXショックが発生しました。その結果が、以下のツイートです。嗚呼、恐ろしい、、、

 

わずか、一夜にして29,400円の銘柄が翌朝には1,140円の価値になってしましました。下げ幅は、96%です。

次は、なぜNEXT NOTES S&P500 VIXインバースETNが早期償還されてしまったかについて見ていきましょう。

ETNは、証券会社が保証する債券

そもそも、ETNとはどんな金融商品なのかというと、大和証券のHPを見てみると

ETNとは

ETN(イー・ティー・エヌ)とは、「Exchange Traded Note」の略で、「上場投資証券」または「指標連動証券」と呼ばれる上場商品であり、ETF(Exchange Traded Fund:上場投資信託)と同様に、価格が株価指数や商品価格等の「特定の指標」に連動する商品です。
「Note(債券)」の単語が示すように、金融機関(発行体)がその信用力をもとに、価格が特定の指標に連動することを保証する債券であるため、ETFとは異なり、証券に対する裏付資産を持たない(必要としない)という特徴があります。
欧米の株式市場では、ETNはETFに次ぐ上場商品として活発に取引が行なわれています(欧州では「Listed Certificates」と呼ばれています。)。

引用元:大和証券

つまり、ETNへの投資は、早期償還のリスクに加えて発行体の倒産リスクというかなりのハイリスク金融商品であるという事を理解していない投資家も少なからずいた事が推測できます。(ただし、VIXショックではたとえETNのリスクを知っていたとしても逃れる事はできなかったと思われます。)

NEXT NOTES S&P500 VIXインバースETNの早期償還条件は、VIX先物指数が一夜で前日終値の20%以下に下落するという条件だった

VIXショックで投資家達が大損した理由としては、ETNの早期償還に該当した事と償還金額が不透明であったという影響が大きいと考えられます。

NEXT NOTES S&P500 VIXインバースETNの償還条件は

 

上場ETN信託受益証券である「2049 NEXT NOTES S&P500 VIX インバース ETN」の信託財産である外国指標連動証券である「S&P500 VIX 短期先物インバース日次指数連動債」(以下、「当該ETN」)には早期償還条項が付されておりますが、この度、早期償還されることとなりましたのでお知らせ致します。

当該ETNの対象指数である「S&P500 VIX 短期先物インバース日次指数」(以下、「当該指数」)の米国市場における日中の値(終値を含む)が、その前日の当該指数値の終値の 20%以下となった場合、当該ETNはそれが実現した日(「早期終了日」)の 10 営業日後の日に早期償還されます。2 月 5 日に当該指数値が、2 月 2 日の当該指数の終値1,342,587.30 の 20%に相当する 268,517.46 以下に下落したため、早期償還されることとなりました。

引用元:野村証券HP

周りくどい説明ですが、簡単にいうと一日でVIX短期先物指数が前日の20%以下に値下がりしたらこの証券は償還します。

そして、ETNという商品の特性から解散した証券は私たちの決めたるルールに基づいて償還金額を決めて投資家に引き渡します。という言い分に逆らうすべがなかったからです。

 

対象指数の株価が終値から一晩で80%の価値を失うという条件は、あのリーマンショックでもありませんでした。過去には、ブラックマンデーの際に同様の値下げを記録した事があったようです。投資は、自分の想像を遥かに超えた値動きを見せるという事を認識させられた事件でした。私も少額ながらVIX指数に投資をしていたので損をしましたが、この事件をきっかけに投資対象は徹底的に調べる様になりました。自分の投資資金と相談し、適切なリスクとリターンを考えながら投資を続けていきたいと考えています。

VIX投資をする方にやって欲しい事

最悪の事態を想定しリスクをヘッジするか損切りを早める

VIX指数は、平穏時は10~20程度で推移する事を歴史が証明しています。

よって、VIX指数が10以下の数値を記録し始めると要注意という事になります。仮にVIX指数が10以下の数値を記録している時にVIX関連の金融派生商品を保有している場合には、ヘッジをする金融商品を買うか損切りする事が大切だと考えます。

色々なブログや記事を見て回り徹底的に調べ勉強する

なんといっても、投資先のリスクや特徴を勉強する事が大切だと考えます。インターネットとスマートフォンの普及によって分からない事や知らない事も即座に調べられます。しかし、ネットの情報が必ず正しいとは限りません。それは、私のブログも例外ではありません。

なぜかというとブログは、あくまで管理人個人の意見や調べた事をまとめていることに過ぎません。その証拠に私のブログでは、自己紹介欄に投資は自己責任でお願いしますと記載しています。また、他のブログでも紹介記事のどこかに損失の責任は負いません。投資は、自己責任でお願いします。という一文が記載されている事が多いと思います。

投資に限らず自分の行動の責任は自分にあります。楽して儲かるという方法はないと私は考えています。投資は、資産を大きく増やす可能性を秘めていますが、失敗は付き物です。若い内に少額の資金で様々な失敗と経験を重ねて負けない投資を構築する事が大切だと私は思います。

偉そうな事を書いてしまいましたが、私も日々損失を出しながら勉強している日々です。貴方も一緒に勝てる投資家を目指しましょう。

VIX投資について以下の記事で少し触れています。

【恐怖指数】VIX指数とは何なのか?【ボラティリティ・インデックス】
投資をする方なら一度は、聞いたことはあるけど詳しくは分からない用語の一つである「VIX指数」について調べてみました。 この記事の要点 VIX指数とは? VIX指数の特性 VIX指数とは何か?VIX指数...

本日もありがとうございました。

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