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世紀の空売り投資家のマイケル・バーリの経歴と売買手法まとめ【サイオン・キャピタル・バリュー株投資】

投資知識
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こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。

リーマン・ショックから10年が過ぎ、株式市場がバブルという見方をする投資家も増えてきました。

そこで、本日はリーマン・ショックの際に住宅市場の空売りで大きな利益を上げた投資家(ヘッジファンドマネージャー)であるマイケルバーリ氏の経歴と株式市場との付き合い方はどうすべきなのかを検証してみました。

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マイケルバーリ氏とは?

マイケル・バーリ氏とはバンダービルド大学のメディカルスクールの医学士の資格を持つ投資家です。

幼少の頃にガンに罹ってしまったことに寄り左眼を摘出して義眼を入れていることから、隻眼(せきがん)の投資家と呼ばれることがあります。

16時間の病院勤務という多忙を極める仕事をしながら、アメリカのインターネットで投資ブログを運営してその深い知見とパフォーマンスを発信していました。

の発信はプロの投資家の目に留まるレベルであり、ヘッジファンドのファンドマネージャーとしてヘッドハンティングされ、投資家から約100万ドルの資金を受けてサイオン・キャピタルというヘッジファンドを運営しているという経歴の持ち主です。

日本で言えば、ソフトバンクの孫会長に資金の運用を打診されたと言われる伝説の個人投資家のB・N・F氏と重なる所がある気がするね。

B・N・F氏は2ch(現5ch)の掲示板に書き込みをしていたからね

住宅市場の崩壊=リーマンショックの発生で大儲け

マイケル・バーリ氏の名前を一躍有名にしたのは、住宅市場のバブルを察知して市場をショートする事で驚異的なリターンを挙げた功績からです。

リーマンショック発生時に住宅市場をショートした投資家を描いた「映画:マネーショート」でヘビメタをこよなく愛するヘッジファンドマネージャーという投資家の一人として登場しています。

リーマンショックで大儲けしたという結果ですが、その過程では、それまで利益を挙げていた株式市場ではなかった住宅市場をショートするという行動が出資者からは理解されず罵倒されます。

市場は明らかにして異常なシグナルを発しているのも関わらず住宅市場の上昇が続き損失を出し続ける様子からは、自分の考え方や見立てが正しくても儲かる訳ではないこと・どんなに優れた投資家でも一人の人間である事を感じる事ができます。

空売り投資家ではない?

マイケルバーリ氏は、前述した様にリーマンショックの時に、住宅市場のバブルに気が付いて、市場をCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)という金融商品を用いてショート(空売り)(関連記事:CDSとはどんな金融商品?)した事から売り専門の印象を持たれる事が多いです。

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ただ、サイオン・キャピタルでの投資方法は典型的なバリュー投資で、市場で過小評価されている株を安く買い付けて高値で売るという投資を実践していました。

通常のヘッジファンドが、運用資金の1〜2%を報酬として受け取るのが主流の中でサイオン・キャピタルはわずかな運用コストしか徴収せず、株式市場の利益からファンド運営を継続していたという事実からマイケルバーリ氏の非凡さを伺い知ることが出来る逸話です。

大多数のヘッジファンドは資金が少ない内はリスクの高い運用で市場平均を超えるリターンを挙げて投資家の資金を集め、資金が大きくなれば過大なリスクは取らず、莫大な資金から手数料を徴収するだけで大儲け出来る!(言葉ほど簡単ではないですが・・)

ただ、リターンが平凡化すると資金も流出するから、上手くいかなくなったファンドを潰して、新しいファンドを立ち上げるという循環がされている側面がアメリカのヘッジファンド業界にはあるみたいだね。

投資手法についても、上場企業の財務諸表と10Kウィザード(米国の会社四季報)を読み込み世界や米国内の経済・政治などから次に注目される企業を考えて投資するという方法です。

株式市場で空売りしない理由は、株価は理論上無限大(=損失は無限大)だけど利益は限られている(=株価がゼロ)と述べた記録が残っています。

※バーリ氏がリーマンショックの時に住宅市場のバブル崩壊に賭けて空売りした際に用いたCDSは損失限定の金融商品です。

個人投資家の状況で言えば、オプションの買い手もしくは住宅市場が崩壊した時に補償を受けられる保険を買っていたというイメージになります。

インデックス投資・パッシブ運用はバブルに近い?

引用:ブルームバーグHP

リーマンショック後の金融市場では、世界各国の中央銀行の金融緩和が続き、金余りとなった資金が株式市場に流入して株価指数に連動するETFに流入していると指摘しています。

つまり、リーマンショック前の住宅市場と現在の株式市場は似た状況であり、現在の中央銀行の政策を維持出来ない状況になった時にバブルが弾けて指数が暴落し、各指数に連動するETFからも資金が流出すると警告しています。

マイケルバーリ氏もウォーレンバフェットの影響を受けている

マイケルバーリ氏は、ウォーレンバフェットを研究した結果以下の言葉を残した記録があります。

「ウォーレン・バフェットはベン・グラハムから多くの学びを得たが、投資の手段までは模倣せず、自分の考えた投資理論に基づいて投資を実行し成功した」

私たちの様に個人で投資をしている人の多くが、TwitterやYoutubeで有名投資家の動画を参考にしているよね。

ただ、儲けている人も銘柄を同じ様に買えば儲かるという簡単な話ではない事は一度でも投資をしたことがある人は実感していると思います。

投資の世界を退場せずに資産を増やしていく為には投資手法や銘柄を真似するのではなく、優れた投資家の持つ考えを理解して自分が許容できる範囲で投資を続けていく事が重要である事が分かります。

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マイケルバーリ氏注目の投資先

引用:ブルームバーグHP

マイケルバーリ氏が注目していると日本でニュースになっているのは、水先物や日本の上場企業の中小型株です。

先程も確認した様にマイケルバーリ氏は、株価指数(インデックス指数)のパッシブ運用に悲観的な考えを持っています。

そういった背景もあって株価指数に組み入れられていない中小型株への投資に目を向けていると言われています

マイケル・バーリ氏保有の中小型株10種

バーリ氏が投資している日本の中小型株は以下の10種です。

証券コード 銘柄名 注目した点
8923 トーセイ

マンション建設販売

PERが割安・資本効率が良い

9678 カナモト

建設機器レンタル

クレジット運用が良い

4641 アルプス技研

専門技術者派遣

農業介護の需要拡大・移民増が背景

6490 日本ピラー工業

産業用機器の液漏れ部品製造販売

産業用需要は利益率が高い

7292 村上開明堂

自動車部品製造

積極的な自社株買いや配当を実施

6266 タツモ

半導体製造装置

設備投資による伸び率に期待

5357 ヨータイ

高炉向け耐火物製造

豊富な資産に基づいた自社株買いに期待

6357 三精テクノロジーズ

舞台装置や遊園地向けの乗り物製造

債務体質を改善する事で買収期待

     

日本市場では、市場再編を受けて企業間でのTOB(株式公開買い付け)や合併・事業譲渡が活発化しているという背景から財務体質が良好・経営の効率化で利益が上がる可能性の高い企業に投資をしているとみられています。

日本でも、欧米諸国の様に物言う株主が過剰な財務体質の健全化よりは資本を運用して主力事業を伸ばす・自社株買いの実施・非中核の事業からの撤退で利益率の改善に期待しているという旨の発言があり今後も日本株への投資を継続していく様です。

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