こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。
アメリカのイラン空爆がWW3(第3次世界大戦)の引き金となるのではないかと世界中で話題になっています。
そこで、なぜアメリカがイランを空爆したのか?事件の影響は株式相場やコモディティ市場に与える影響について調べて見ました。
米国のイラン空爆の原因
米国がイラン革命防衛隊の司令官を空爆した理由としては、アメリカの外交官を殺害しようと計画していたことが原因だとされています。
ただ、空爆に至るまでにはイランとイラクとアメリカの対立構造があった事が明らかになっています。
とても分かりやすくまとめて下さっている方がいたので、以下ツイートを引用させて頂きました。
イラクで米軍を狙った攻撃アメリカ人1人死亡
↓
アメリカがイランから武器支援を受けてる過激派を空爆
↓
その過激派がイラクのアメリカ大使館襲撃
↓
アメリカがイラクの国際空港近くでイランの軍事組織と革命防衛隊司令官2人が乗る車列を空爆し殺害戦争になるのか? pic.twitter.com/AAOnRGjKSf
— R (@since93mthrfckr) January 3, 2020
空爆の背景にはアメリカとイスラエルの関係と大統領選が背景に?
空爆の背景には、イスラエルとイランの対立構造が関係しているという見方があります。
イスラエルは建国の背景からも分かると思いますが、今ゴーン氏で話題のレバノンを始め多くの周辺国と敵対関係にあります。
特に、イスラエルはイランを仮想敵国としています。
イスラエルとアメリカは友好な関係にあり、イスラエルに便宜を図る事で様々な事象に置いて協力関係を強めることが可能となります。
背景にはイスラエルはユダヤ人が集まっている国家であり、米国の富裕層の中には多くのユダヤ人が存在していることが起因していると感じます。
※ここからはあくまで個人の見解です。
米国の経済は、過去幾度となく戦争による特需によって軍需産業は大きな恩恵を受けてきた歴史があります。(悪い言い方をすれば、経済が停滞すると戦争を始めるとも言えます。)
大変痛ましい事なのですが、米国とイラン間で戦争状態になれば、ミサイルや爆弾の消費が増え、アメリカやイスラエルの軍事会社は潤うことになります。
また、現在主に中東諸国の連合(OPEC)に主導権を奪われている原油の利権についても米国の影響を強めることが出来るのではないでしょうか?
トランプ大統領も2020年の11月に大統領選を控えており、株価水準を高く保ち・テロや過激派組織に屈しないという強いリーダー像を演出したいのではないか推察出来ます。
株式市場への影響
株式市場は、空爆のニュースを受けて下げて寄り付きましたが、その後は徐々に下げ幅を縮小して引けを迎えた様です。
特にアメリカの株価指数は過去最高値の更新を続けているので、多少の悪材料は無視して直ぐに反発してくるという展開が2018〜19年にかけて続いています。
今回の事件がベア相場にどの様な影響を与えるのか注視していきたいですね。
金市場に与える影響
金市場は、株式市場やリスク資産への退避先としてよく用いられます。(リスクオフ)
年末に1,510〜1,520のレンジで動いていた金相場は、1日で30ドル程値上がりをして、1,550付近で引けを迎えています。
原油市場に与える影響
原油は、中東諸国に多くの埋蔵量が存在する資源です。
原油価格は、米国とイラク間での戦争リスク・産油量と需要との乖離等の思惑から買い注文が集まり一時は3ドル近く急騰する場面が見られました。
仮に戦争状態に入れば、爆撃機や戦車などの燃料として原油の使用料の増加・産油量に供給が足りないなどの展開が予想されます。
今後の展開次第では更なる上昇も予想される展開です。
原油価格がどこまで上がるか分かりませんが、私は頃合いを見てショートしたいと考えています。
関連記事>>CFD市場で原油トレードにチャレンジする方法について解説してみた
VIX市場への影響
気付いたら米国VIも垂直上げしてた
やっぱり年末年始は何か起こりやすいのかな
去年もフラッシュクラッシュがあったし
一つずつ勉強していかないと pic.twitter.com/HBcmSxbKML
— 20代サラリーマン 全方位投資家(仮) (@udonman1989) January 3, 2020
VIX指数は、株式市場のリスクが高まる(ボラティリティが大きくなる)と上昇する性質があります。
VIX市場では、今回のイラン空爆を受けて急騰するという展開をみせました。
特に米国の株式市場は過去最高値更新を続けており、ボラティティが高くなりやすいという背景があります。
VIXショートを狙う方からすればチャンスですが、資金管理についてしっかり学んだ上でトレードすることをオススメしたいと思います。
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