こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。
当ブログをご訪問頂きましてありがとうございます。
この記事を開いたあなたは、原油市場での取引に興味がある・CFDってどんなトレードなのか?」といった疑問を持っていると思います。
今回は、この記事を通じて原油という商品が持つ特性やトレードに活かす方法などを詳しく解説して行こうと思います。
FXや株式投資では上手くトレード出来なかった自分でも原油やコーンでは上手く利益を上げることができています。
それは、原油は株式投資と違って価値が完全に0にならないし、FXほどノイズが無いので1度出たトレンドが継続しやすい=損切りや利確の判断がしやすい事などが主なポイントです。
どんな相場が自分に合うかは試して見なければわからないね
という事で、くどい場面があるかも知れませんが、相手の事を知らないで利益を出し続けるのは難しいと私は考えますので知っている部分は読み飛ばして頂ければと思います。
原油への投資
投資対象を詳しく知らないでトレードすることは、リスクの算定を見誤り思わぬ損失に繋がる可能性が高くなります。
付き合う相手を詳しく知らないのに結婚なんかしないよね。
トレードも形は違うけど相手のことを詳しく知らずに上手く行く事は少ないよと思うよ
所々難しい表現も出てきてしまうかもしれませんが、頑張って勉強していきましょう!
投資(トレード)対象としての原油
原油とは、海上にある油田から採掘されてきた石油(精製前)の石油の事です。
原油は精製の純度によって軽油・灯油・ガソリンなど様々な呼び名に分類されます。
精製には火力が用いられており、融点の違いによって蒸留され抽出されるオイルの種類が違ってくるという仕組みです。
原油への投資は本来、先物市場を通じないと取引できません。しかし、GMOクリック証券のCFD口座であれば、1万円程度の資金から投資に取り組む事が可能です。
WTI原油=アメリカで産出される原油
原油取引をする上でメジャーなのは、WTI原油と呼ばれる原資産です。
このWTIというのは (=West Texas Intermediate)の略称です。
具体的にはアメリカのニューメキシコ州産とテキサス産の原油のことをWTI原油と呼びます。
世界的な指標になるぐらいなので産油量が多いと思われる方も多いはずですが実はこの2つの産油地の生産量はそこまで多くはありません。
では、何故WTI原油は国際的な原油の指標として用いられる事が多いのでしょうか?
WTI原油=不純度の低く・NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で24時間取引される
WTI(ニューメキシコ・テキサス産)の原油は、硫黄成分・硫化水素の含有が少ないことからスイート原油と呼ばれます。
原油は、硫黄成分が多い場合脱硫という処理を行わなければならず余計なコストが発生します。
その為、実需に伴う取引にとっては産出から流通までがスムーズに進むスイート原油が好まれます。
また、NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で1日中いつでも取引できる為、経済活動に伴う実需に加えて短期の値動きを利益に変えようとするヘッジファンドや金融機関による投機需要による売買も多くWTI石油の価格はスタンダード化しています。
WTI原油価格の推移
チャートを観察して分かる様にWTI原油は2004年以降極めてボラティリティの高い相場が特徴になってきています。
特にリーマンショックによる全世界規模の経済減速の際には原油の価格が急落するという事態が発生しました。
しかし、きちんと相場分析をして損失幅を限定した上で投資を行っていれば必要以上に恐る事は無いと考えられます。
原油の価格が変わる理由
原油の値動きは、世界的な経済情勢や気象動向・政治的対立など様々な要因によって変動が生じています。
全てを常に把握する必要は無いと思います。
あくまで投資対象の一つとして原油の利用を考えている場合は、「こういったニュースを目にした時に原油のチャートはどうなってるんだろう?」と確認するキッカケにする程度でOK!
無駄にチャートを見続けていると優位性のない所でどうしてもポジションを持ちたくなっちゃうからね
産油国の生産動向
原油の産地は大きく分けるとアメリカ、ロシア、中東という3つに分けることができます。
アメリカや欧州の産油地が台頭してくるまでは、中東のOPEC(石油輸出国機構)という組織が生産量の調整を担っており生産量や価格の調整を行なっていました。
しかし、最近は仮にOPECが価格調整を狙って原油生産量を減らしても北海油田やシェールガスの産出量が増加している事もあり以前ほどの価格調整能力が無いのが現実です。
中東に多くの原油埋蔵量があるのはみんな何と無く知っているよね。
でも世界一の産油国はアメリカなので現状はトランプ大統領のトップダウン(呟き)次第で価格は動く事もあるという凄い時代です。
米国で産油されるのはタイトオイル
米国で産油されている原油の多くは、従来の中東で生産されている原油とは違うタイトオイルという種類の原油です。
米国内で多くの産油先があり、従来のシェールガスの回収技術が応用できる為、より安価な原油を自給自足出来るという米国の世界一が今後も続きそうな話であると言えます。
従来型の原油はOPEC(原油輸出国機構)により取引価格の上下によって産油量の調整を行っています。
米国は、不当に原油の価格を引き上げる事を嫌っており、自国内で原油の産油が増えればOPECkらの輸出度からの依存から脱却する事ができます。
補足:原油安はアメリカにとってメリットだらけ
米国は、世界最大の原油生産国であり同時に消費国でもあります。
膨大な国土を持つというお国柄から、米国内は車社会の側面が強くまた強大な軍事力を活かすためにも原油が安いにこしたことはありません。
以下のツイートを見て下さい。
トランプ大統領のつぶやきと原油価格の推移を照らし合わせたグラフです。
いくら世界最強国の大統領であっても原油市場の価格を管理しているOPECの動きそして相場を思い通りに動かすことは難しい様です。
そして、つぶやきの多さからOPECがとんでもなく嫌いな事が分かるね
でも自国の利益を最大化しようという貪欲な姿勢やリーダーシップはビジネスマンであったトランプ氏ならではの手腕が発揮されているよ
アメリカの原油算出量はOPECをおびやかしつつある
従来、原油市場に多大な影響を与えていたのは、豊富な原油埋蔵量を誇る中東諸国やロシアなどで形成されるOPECの産油量の調整でした。
しかし、最近はOPECの動向に左右されない米国の存在感が年々増しつつあります。
OPECと米国の原油生産量と原油価格の推移。アメリカ一国でOPEC全体の43%に達している。今後はさらに米国の増産が見込まれている。https://t.co/7wd5DqdoRa pic.twitter.com/YLbLzSGznH
— Kenji Shiraishi (@Knjshiraishi) December 6, 2019
実需+投機勢力による短期売買
原油は、企業の製造業の現場から私たちの日々の生活まで幅広い分野で利用されています。
好景気には、企業の生産活動が活発化し商品量が増えます。
逆に景気後退局面では、企業が生産や設備投資を控えるため、原油価格が下落していく傾向があります。
次に原油市場相場を投機対象と考える機関投資家やヘッジファンドなどです。
この勢力は、価格の上下を利益に変えようとします。
日本では、相場を乱している存在として否定的に捉えられがちですが市場流動性を提供してくれている存在でもあります。
天候や季節性
天候も原油の価格に影響します。車社会のアメリカでは、夏場にドライブシーズンと言われる季節があります。
ドライブシーズンには、休暇などで長距離ドライブをすることが増えガソリンの需要が増大する傾向があります。
このシーズンの天候が良いほどガソリンが消費されることになります。また、夏場にはハリケーンシーズンと呼ばれるものもあります。油田地帯となっているメキシコ湾沿岸がハリケーンによる被害を受けたり、パイプラインが破損したりすると原油価格の上昇要因となります。
季節要因が原油価格に影響を与えるのは夏場だけではありません。冬場に寒波が訪れると暖房用の灯油需要の増大から原油価格に影響があることもあります。
長いので要約すると、
産油量や経済活動の他に米国の休暇時のドライブ需要や産油現場でのストライキ・天候変動も価格変動に影響を与えます。
週間原油在庫と呼ばれる経済指標
週間原油在庫とは、米国のエネルギー情報局が毎週水曜日に発表する経済指標です。
この数値によって米国内における原油に対する受給の状況を確認することが出来ます。
原油市場で投資(トレード)
ここまで、原油の特性・そして値動きはどの様に発生するのかについて見てきました。
引き続いて原油を用いてトレードをする際の条件についてみていこうと思います。
原油で利益を上げるポイントとしては、目線を長期目線か短期目線であるのか固定する必要があります。
原油を初めとした、大豆やコーンなどのコモディティ商品はコンタンゴしやすいという特性があります。
原油市場は極めてコンタンゴしやすい=中長期的には売り(ショート)優位な傾向がある
原油は、精製後の保管や移送などに多額のコストが発生する資源です。
よって、先物市場の専門用語でいうところのコンタンゴという状況になりやすい市場特性があります。
周りくどい言い方をしていますが、早い話が原油は生産量や市場を大きく動かす材料がなければロングポジションを持ち続けると保管コストが沢山かかり、負けやすい投資になってしまうという事です。
原油価格が一定であると仮定すれば、来週より来月まで原油を保管する方がコストが高い状態になりやすいです。(保管料が長くかかるから)
逆に戦争や技術的問題などで産油量が減ると、市場に供給される原油のコストが跳ね上がり逆鞘(バックワーデーション )という状態になる可能性もあります。
先物市場は、原油を扱う会社が価格の変動リスクをヘッジする目的にも用いられますし、私たちの様な個人投資家・ヘッジファンドなども投機目的で資金を入れる市場です。
チャートで目線を固定する
長期的には、ショートが優勢と言ってもここ10年のチャートを見れば下は25ドル、上は147ドルとかなりのボラティティがあり事が確認できます。
中長期的にショートを保有するのであれば、黄色いラインと赤矢印で示している上限レンジまで引き寄せてからショートすることが大切な条件となります。
また、下限抵抗(買い)を長く持ちたいのであれば黄色いラインと青矢印で示している付近まで引きつける必要があります。
売りポイント
❶110ドル付近
❷75ドル付近
買いポイント
❶25ドル付近
❷40ドル付近
には強い価格抵抗帯が存在します。
このレンジを明確にブレイクすると強いトレンドが出ることが多いので自分の思惑と逆行すれば損切りを実施してポジションを逆転し利益を狙うなど常に次の動きに備える対応も必要です。
短期トレードは日本の深夜時間にレートが動きやすい
原油市場が動くのは、夜22:00〜明け方の6:00というサラリーマンが相場を見るのには厳しい時間帯であることがネックとなります。
ただし、22:00以降に発生した短期的なトレンドは翌朝まで継続しやすい傾向にあります。
デイトレードでエントリーポイントを探るのであれば、4時間足や日足で長期的なトレンドを確認して、短期足での押し目やテクニカル指標の反転サインを組み合わせるなどの方法があります。
ボラティリティがある=価格の幅が大きい訳だから、エントリーチャンスが多いからトレードを試す機会や利益をゲットするチャンスが多いと言えるね
年2回のOPEC総会には注意を払おう
OPECの総会は定時総会の2回に加えて加盟国の大多数が賛成する事で開催される臨時総会で構成されています。
この会合では、原油の生産量を増産するか?減産するのか?を決議します。
2019年では7月1日にOPECの会合が開催されました。
この会合では昨年より続いているOPEC加盟国での協調減産が2020年3月まで延長する事が決定しました。
主な理由としては、
・原油価格の値崩れを防ぐ目的→米国のシェールオイルの産油量が増えてきている
・米中貿易摩擦で原油の大消費国だった中国の経済減速が日に日にましており需要が少ない事
などが原因だと言われています。特に先ほども確認したようにOPECに加盟していない米国は原油価格が安ければ安いほど国内経済が潤う為、OPECと米国では利害関係が対立してしまいます。
実際にチャートを見て見るとOPECの思惑とは反して7月1日以降原油価格は一時下落する動きを見せました。
2019年12月にOPECで170万バレルの減産拡大
原油減産拡大で合意170万バレル。今日は激しい。今のところついて行っている。
— 酒本正夫 (@SakemotoMasao) December 6, 2019
Oil prices dipped on Friday but were on track for weekly gains as a meeting of OPEC and its allies agreed to extend output cuts @kontanNews https://t.co/KncKTEdBBV pic.twitter.com/aFDZ043XMr
2019年12月に行われたOPEC総会では、170万バレルの減産拡大が決定しました。
この決定により、
市場に供給される産油量減=価格の上昇という傾向になる気配が原油市場に漂って来ています。
原油CFDに必要最低限の資金は5〜10万円程度
原油CFDは、証拠金が約3,000円程度からも投資が出来る市場です。
ただし、必要最低証拠金と呼ばれる資金ギリギリでポジションを持つと自分が利益が出ると考えるポジションと少し逆行するだけで強制ロスカットとなってしまう・保有できるポジション数も少ないなどを考えると5〜10万円程度の資金を準備してからトレードする事をオススメしたいと思います。
資金が多いほど取れる戦略の幅や損切りポイントを余裕を持って設定できるなど少ないよりは多いほうが取れる選択肢の数が多いことは確かだね
1晩で原油相場が1〜2ドル動く事はざらにある事です。
仮に自己資金5万円で10枚のポジションを持って1ドルレートを抜く事が出来れば1万円の利益です。こうなれば、自己資金に対して20%の利益を取れたことになります。
原油はボラティリティの大きさが魅力なのでレバレッジをかける場合は損切りをして証拠金が一気に0にならないようにコントロールすることも大切です。
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原油はETF・ETNとCFDを通じて投資が可能
日本の代表的な原油ETF
レバレッジ型ETN
ETNは、原油ETFに更なるレバレッジを掛けた金融商品となります。レバレッジが掛かっている為相場の方向性を当てられれば利益になりますが、外れた場合大きな損失を被る可能性がある為十分に注意することが必要となります。
原油市場に投資するならCFDがオススメ
原油市場に投資するなら先程確認したETFより証券会社の店頭CFDを使った投資をオススメします。
それは、CFD市場を使う事で
特にGMOクリック証券がオススメ
その中でも特にGMOクリック証券がオススメです。
GMOクリック証券が提供してくれているCFDのまとめです。その他の証券会社では、10万円や40万といった多額な資金を必要とします。
一方でGMOクリック証券では、
原油CFDは売りポジションに価格調整額が発生しやすい
原油CFDは、VIX指数やカカオなどの先物と同じく多くの相場状況に置いてコンタンゴする事が知られています。
通常の相場では、期日が近い先物よりも期日が遠い先物の方が高い事が多いです。(この様な相場環境の事をコンタンゴと呼びます。逆に期限が近い先物の方が価格が高い時はバックワーデーションと呼ばれます。)
この際に先物を乗り換える際には安い先物を売って高い先物を買い直すことになる為コストが発生します。
この価格の事をGMOクリック証券では、価格調整額と呼びます。相場の状況によって発生の金額は異なりますが保有ポジション数が多くなるほど金額も比例して多くなります。(201910月は1枚当たり97円の価格調整額が発生)
貰う側なら嬉しいけど支払いになると大変だから注意が必要!
相場の大部分はレンジの間を価格が入ったりきたりする傾向にあります。
こうなると、買いポジションの側にロールオーバコストが発生しやすくなり、長期的に保有している場合は相場が大きく上昇しない限りは損失が積み重なっていきます。
価格が動く時間が決まっているからチャートを見続ける時間が少なく済むからストレスが少ないことはメリット!
また、相場が大荒れしているときは、買い・売りどちらのポジションに価格調整額が発生するのか予想をするのは困難であり、保有枚数の数によっては思わぬ損失となり強制ロスカットに繋がる可能性がありますので注意しなければなりません。
指数・商品CFDでは2番目の取引高
原油CFDは、日経225そしてVIX指数に連動した米国VIとの間でCFD市場で2番目の取引高という個人投資家にとても人気の商品となっている様です。
原油について情報発信をしているトレーダー
原油は、取引量が多い割には情報発信をしているトレーダーは少ない傾向があります。
私は、普段原油専門のトレーダーであるハックさんの相場観と自分の考えを擦り合わせてトレードを実施しています。
さいごに
原油市場は、身近である為GMOクリック証券のCFD市場でも人気のある商品です。
原油市場はボラティティーが高くリスクをとった分のリターンの見返りのある市場だと考えられます。今回の株価急落が景気後退のサインであるとするならば原油市場をショートするチャンスなのかもしれません。
今後も原油市場のウォッチを続けていきたいと思います。是非一人でも多くの方が原油市場に興味を持って投資にチャレンジして見て欲しいと思います。
口座開設の手引き
口座開設は以下の手順で出来ます。ぜひ参考にしてみて下さい。
①
②
③
④
口座開設をする上でポイントなる質問です。証拠金取引経験の無い方・投資経験の期間が短い方は口座開設の承認が得られない可能性もありますのでご了承ください。(あくまで上図は私が申請してOKを貰えた際のサンプルです。)
⑤
入力内容の確認ページに移りOKを選択します。そして、確定すると申請が完了です。
⑥登録アドレス宛に本人確認書類の提出のお願いメールが届きます。
PCかスマートフォンでGMOクリック証券のHPにアクセスして提出を完了させましょう。あとは、GMOクリック証券様の審査を待つだけです。お疲れ様でした。
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