こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。
本日は、パンローリング社から出版されている「ボックス理論の原理原則」という本を購入し、内容を読み終えたので内容の要点や感じたこと・どんな方にオススメ出来る本であるのかについてレビューしていきたいと思います。
ボックス理論の原理原則について
突然ですが、あなたは投資に関連する本を読んだりしますか?
トレーダーの世界は負け組とされる集団が9割と呼ばれることもあるとても厳しい世界です。
ごく1部の天才的なトレーダーを除いて勝ち組に位置しているトレーダーも数多くの大敗や失敗を通じて大負けの可能性を減らして、長期的に利益の残るトレード手法を編み出していることが多くの書籍やブログなどから読み取ることができます。
他の人がどんな手法を使ってどの様にリスク管理をしているのか数千円程度で知ることが出来るのは相場に莫大な授業料を支払うより有用でないかと個人的には感じます。
ボックス理論の有効性=エントリーとイグジットが分かりやすい
ボックス理論というのは、投資にある程度取り組んだことがあれば多くの人が知っている方法です。
手法を簡単に言えば、新高値をとったレンジブレイクでエントリーし、エントリーの根拠となった安値を下回ったら損切りを実行するという極めてオーソドックスな手法です。
こういった手法は、勝率は低く小さく沢山負けるのが特徴なので、10回の内1〜2つの銘柄しか成功しない事が多いよ
だから、上手くレンジブレイクした銘柄の利益を伸ばせないと損大利少となり資金を増やせない傾向にあるね
より用心したエントリーを行うのであれば、一度高値更新をした後に反落して再度新高値にトライするレートでエントリーするのが良いとされています。
頭脳明晰な投資家の例
ボックス理論と対比する投資家の存在としてファンダメンタルを中心として投資する著者の友人の例が取り上げられています。
投資する際には、対象となる銘柄の財務諸表を端から端まで読み尽くして投資をして必ず負けているという話です。原因としては、損をした銘柄を塩漬けにして含み益はすぐに利確してしまうというものです。
徹底的に調べ尽くしたのだから自分が間違っているはずがない!おかしいのは相場の方だという典型的な個人投資家の例として表現されている様に私は感じました。
小資金での分散投資は好ましくない
個人投資家のパフォーマンスは、値上がり(大化け)銘柄をいかに見つけ出して、資金を集中的に投下出来るのかについてポイントを交えて解説してくれています
リスク管理に関しては、機関投資家は莫大な資金を運用しているので新興・中小型銘柄には投資できないという背景から個人投資家との衝突は避けられてるとの見解です。
また、同様に数銘柄への集中投資がバランスリスクリターンを考える上で大事とのことです。
パフォーマンスの悪い銘柄を切り、利益の出ている銘柄の買い増しを行うという形で実現できます。ただ、頭で分かっていても実行に移すのが難しいのが現実ですが
一時期絶大なパフォーマンスで人気を博していた、ひふみ投信も資金が増えるにつれて大型株や米国株にしか投資が出来なくなりパフォーマンスが平凡化・資金の流出という余り好ましくないサイクルに入っています。
私が保有している投信の内で言えば、圧倒的にひふみ投信のパフォーマンスが悪い状況です。
レンジブレイクやリスク管理を学ぶには最適な1冊
この本を買ってこれまで知らなかった新しい知識があるかと問われると特別目新しい内容とは言えないかもしれません。
ただ、これからトレードを始める方、トレードを始めて見たけど上手く資金管理やリスク管理が出来ないという方が「なぜ損切りが必要なのか?エントリーの根拠として定める軸」が分からない
いう方には、内容が簡潔かつ分かりやすくまとまっているのでオススメです。
あまりに詳しい内容をブログ記事として残してしまうと著作権侵害になりかねないので詳しい内容を知りたい方は是非お手にとって確認してみて下さいね。
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