こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。
今回は、以前から興味のあったに日経平均株価先物の投資銘柄とその特徴について色々調べて見ました。
細かい知識に興味はない・オススメの証券会社が知れれば良いという方はこの段落の下にある目次から読み飛ばして頂けるとスムーズです。
日経平均株価先物とは?
日経平均先物取引にを詳しく解説していく前にまず、日経平均株価と日経平均先物の違いについてみていこうと思います。
日経平均株価(関連記事)は、日本経済新聞社が東証1部上場企業から代表的な企業を選出しその株価を指数化したものです。
日経平均株価の算出にはファナックやファーストリテイリング(ユニクロ)・ソフトバンクなど日本を代表する名だたる企業が名を連ねているよ
対して、日経平均株価先物は日経平均株価が3〜12ヶ月後どんな価格になっているのかを先物取引で行なっているという金融商品(デリバティブ)になります。
って言っても分かりづらいよね。
う〜ん。簡単に言えば、日経平均がいつどのくらいの値になるのかを証拠金取引(FXと同じ仕組み)でトレードするのが日経平均先物という投資だね。
決済の際には、ポジションを建てた価格と決済した金額の差金で決済が実行されます。
なぜ日経平均株価と日経平均株価先物は連動するのか?
日経平均と日経平均先物の価格は基本的に絶えず連動しています。
日経平均先物は、日経平均の動きをもとに証拠金取引をするというのは前の項目で確認したよね。確かに常に連動性を保つのは難しい気もするね。
では日経平均先物のメインプレーヤーとはどんな人たちなのでしょうか?
結論を述べると、投資家の数は個人投資家ですが、投下資金で言えばゴールドマンサックスやメリルリンチ・JPモルガン・スタンレー・クレディスイスなどの機関投資家たちが市場を動かしています。
機関投資家やヘッジファンドは、日本の経済状況(インフレ・失業率・政策金利など)や財政状況を分析して今後日経平均株価がどう動くかを考え日経平均先物を動かす訳です。
様々な材料を噛み砕いた後に、日経経済が上向きもしくはその他先進国の株価より割安だと判断すれば買い注文を、その他先進諸国より経済的または社会情勢的にマイナスの成長だと判断すれば売り注文を出します。
しかし、現在のコンピューター技術を持ってしてもアルゴリズムによる1秒間に数百回の売買を繰り返されるとコンマ数秒だけですが、日経平均と日経平均先物との間に価格のズレが生じます。
この価格のズレを狙って取引をするのが裁定業者です。
裁定業者は、割高になった指数を売り割安になったもう一方の指数を買い付けます。この様な売買をする事で相場の僅かな鞘を抜く事で収益をあげています。
この様な取引の事を裁定取引(アービトラージ)と呼びます。最低業者がアービトラージを絶えず実施する事で日経平均株価と日経平均株価先物の価格は連動する様になります。
日経平均株価先物を取引する
日経平均と日経平均先物の違い・そして日経平均先物のメインプレイヤーが機関投資家であることを確認してきました。
次の項目からはいよいよ日経平均先物の取引がどの様にして行われるのか?そしてオススメの証券会社はどこなのか?について確認していこうと思います。
日経225ラージと日経225miniの違い
日経平均株価先物取引には、日経225ラージとmini(ミニ)という2種類の銘柄が存在します。
その違いは何なのかな?
日経平均先物でラージとミニでは取引限月が違う
先物取引には、SQ(=Special Quotation 特別清算指数)が算出され該当する月の先物の決済が行われる期日があります。
日経225ラージについては、3月限・6月限・9月限・12月限と3ヶ月毎の限月で取引が行われます。
一方で、日経225miniについては1ヶ月に1回の限月が設定されており、1月限、2月限、3月限・・・・・・12月限まで続きます。
必要証拠金額が異なる
日経平均株価を取引するには1枚当たりの必要証拠金額が設定されています。
ネット証券最大手のSBI証券の場合は以下の通りです。
日経225ラージ:780,000円・日経225mini:78,000円
日経平均先物を取引を始めるためには最低でも10万円の資金は必要とされる様です。
株式相場が暴落するとポジションリスクを表すSPAN®︎(必要証拠金のリスク算定に用いられる)の掛目が上がってより多くの必要証拠金を要する可能性が高まります。
日経平均先物取引は、FXと同じく少ない証拠金から大きく儲けられる可能性を秘めている反面極めて元本毀損リスク=目論見が外れれば投資資金が0になる可能性も高い投資です。
レバレッジと呼値が異なる
日経225ラージの場合は、株価指数の1,000倍が1単位、日経225miniの場合は、株価指数の100倍が1単位となります。
つまり、日経225miniが10単位集まれば日経225ラージ1単位と同じレバレッジ比率となります。
また、呼値は日経225ラージが10円、日経225miniが5円となりこちらもminiの売買単位の方が低くなっています。
つまり、ラージでは呼値1単位(10円)で1万円・mini(ミニ)では1スティック(5円)で500円の損益変動が発生します。
以上の事から小資金の投資家は日経225miniで資金を増やし日経225ラージを取引する流れが一般的だと考えられます。
証券会社の先物環境を比較
長くなりましたが、いよいよ本題の日経平均先物の証券会社間でどの口座がオススメであるのか?という点にスポットライトを当てていこうと思います。
先物の手数料は証券会社毎に異なる
先物取引の新規立て・決済手数料は証券会社毎に異なる金額が設定されています。
日経平均先物単体でトレードするのであれば日経平均先物の手数料がもっとも安い証券会社を選ぶのが最もコストパフォーマンスの高い方法です。
それ以外にも、日経平均先物と日経225オプション(関連記事リンク)を組み合わせた取引を行うのであれば売り建玉や証拠金計算の方法などを比較検討した上で証券会社を選ぶ必要があります。
証券会社の中には、同じセッション内で決済することを前提として手数料が大幅に引き下げられている証券会社も存在しています。
ご自分の取引するスタイルや手法を考慮してしながら証券会社を選んでいただければと思います。
先物取引は、「日中」と「夜間(ナイトセッション)」という2つのセッションで平日5日間投資することが出来るよ。
日中の取引時間は 8時45分〜15時15分まで
夜間の取引時間は、16時30分〜翌朝5時30まで だよ。
デイトレードプランの場合、日中のポジションは夜間に、夜間のポジションは翌朝に持ち越せない仕様です。(それぞれのポジションはそのセクションの引値で強制決済)
証券会社別先物手数料一覧表
それではいよいよ取引のランキングを発表します。
ラージ・min(ミニ)・1日取引の3つで証券会社間の取引手数料を比較します。(今回表記する証券会社以外でも取引可能ですが無駄に表が長くなりそうなので割愛します。)
1位を赤・2位を青で分類します。
先物ラージ | 先物ミニ(mini) | 1日取引(ラージ/ミニ) | |
SBI証券 | 275円 | 38.5円 | 275円/38.5円 |
楽天証券 | 275円 | 38.5円 | なし |
GMOクリック証券 | 220円 | 37円 | なし |
ライブスター証券 | 210.1円 | 36.3円 | なし |
松井証券 | 220円 | 38.5円 | 165円/27.5円 |
岡三オンライン証券 | 330円 | 44円 | 275円/27円 |
日産証券 | 253円 | 36.3円 | 220円/25.3円 |
日経平均別手数料1位は以下の通りです。
日経平均ラージ手数料最安値「ライブスター証券」
日経平均ミニ手数料最安値「ライブスター証券・日産証券」
日経平均ラージ1日 手数料最安値「松井証券」
日経平均ミニ1日 手数料最安値 「日産証券」
これは、先物取引単体を選択肢として考えた結果です。
記事途中でも少し触れましたが、日経平均先物と日経225オプションを組み合わせてスプレッド取引をする場合はそれぞれの手数料や証拠金計算を考える必要があります。
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