【統計分析】VIX指数とSKEW指数の相関と標準偏差について調べてみた

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統計分析
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こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。

今回は、テールリスクの発生を客観的に表すSKEW(スキュー)指数と恐怖指数と呼ばれるVIX指数の相関と標準偏差について調べてみました。

2018年は、急騰あり・暴落ありと波乱が多い相場で私は少なからず損失を被ってしまいました。

今回の記事では、将来同じ様な相場に遭遇した際に同じ失敗をしない様に統計的な分析を用いて今年のVIX指数とSKEW指数について検証しました。

 

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SKEW指数とVIX指数

まずは、SKEW指数とVIX指数が何を表す指標なのかおさらいしていきます。

  1. SKEW指数=テールリスク(発生する確率は低いがひとたび発生した場合は甚大な被害が出るリスク)を表す指標。
  2. VIX指数=VIX指数は、投資家達が相場に抱くボラティリティーを指数化した指標です。暴落する際には、ボラティリティーが上昇するため「別名:恐怖指数」と呼ばれます。

VIX指数とSKEW指数(スキュー指数)

VIX指数とスキュー指数はそれぞれ投資家が現在の市場に対してどの様な視点を持っているのか客観的に確認できる指標となります。

投資の世界では、継続的に勝てる投資家と負ける投資家の割合が1:9と言われている事から指数の中央値もしくは標準偏差から極端な乖離がみられる数値である時には警戒する事が重要であると考えられます。

標準偏差とは何か?

高校時代に勉強した方も多いと思いますが、投資の世界では金融工学という学問がある事からも分かる様に数学や統計学と深い関係があります。

話を本題に戻しますが、標準偏差とはデータ総数の平均を取り、そこからの差分を取って2乗し総合計を取ってデータ総数で割って出た数値の平方根を取る事で求める事ができます。

標準偏差を求める事で、データ元となる対象のボラティリティーを求める事が出来ます。テクニカル分析で有名なボリンジャーバンドも標準偏差を用いたインジケーターです。

SKEW指数の標準偏差

2018年のSKEW指数は、135付近が最頻値となっています。

NYダウやNASDAQが最高値を更新し続けるなどの相場環境があり継続的に下落に対する警戒感が強かった事があり、プットオプションへの需要が強かった事が確認することが出来ます。

10月〜11月までの急落を受けて保険として保有していたプットオプションが決済されたこともあり12月のSKEW指数は収まりつつあります。

ただし、SKEW指数が低い=暴落が来ないという訳ではないので注意が必要です。数値が低いままトレンド転換となることは十分に考えられます。

VIX指数の標準偏差

2018年のVIX指数は、16付近が最頻値となっています。

また、20〜25付近も少なからず存在しておりVIXショックと10月の急落が大きく影響していると考えられます。

米国の利上げが継続的に実施・長短期金利の逆イールド化が確認されている事から株式相場にとっては厳しい状況が今後も続く事が考えられ好調である米国経済にリセッション(景気後退)の兆候が見られると更なる株式相場の下落も覚悟しなければならないと思います。

VIX指数とSKEW指数の相関

市場に対して投資家がどの様な見解を持っているかを別の角度から見るVIX指数とSKEW指数ですが、グラフを見る限りは相関がある様には見られません。

しかし、上の項目で確認した様に指標の最頻値から大きく外れる様な数値が見られるときには、市場のポジションが一方向に偏っている確率が高く反対側に大きく相場が戻される可能性が高いのでリスク資産の比率を下げるなどの対応が必要なのでは無いかというのが今回の記事の結論です。

VIX指数投資を実践している方のお役に立てて頂ければ幸いです。

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