こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。
当サイトでもよくアクセスされるGMOクリック証券の米国VIベアETFですが、先日は株式が1:4の比率で併合される事が発表されました。私としては、下値余地が増え証拠金の管理が難しくなると感じています。
引続き米国VIベアETFには投資を継続するつもりですが従来より、リスクが高まった事を受けて原資産であるSVXYやUVXYについての知識が足りないと感じましたので深堀して見ました。
ProFundsという会社
GMOクリック証券の米国VIの原資産は、ProFundsという会社が運営しているProSharesという金融商品群(ETF)の一つです。
このProFundsという会社は、一般的にある指数に連動する商品だけでは無く、
SVXY(米国VIベアETF)とUVXY(米国VIブルETF)
ここで、SVXYとUVXYの値動きをおさらいして見ます。
SVXYとUVSYは、VIX指数の短期先物を毎日ローリングしながら価格を形成するETFです。
VIX指数の短期先物は、他のコモンディティ先物のご多分にもれず平穏時にはコンタンゴ(順鞘)するという事が知られています。
簡単に言えば、昨日買ったものを今日昨日より安値で売って、今日また新しく高値で買い戻すのを毎日繰り返している商品といったイメージでしょうか。
よって、何もなければ期先を買って期近を売る製品設計であるUVXY(米国VIブルETF)は常に右肩下がり、期近を買って期先を売るSVXY(米国VIベアETF)は常に右肩上がりのチャートを描くはずです。
画像:GMOクリック証券
逆鞘(バックワーデション)
期近が高く期先の価格が安い事をバックワーデションと呼びます。上記の動画では今年2月に発生したVIXショックの時に発生しました。チャートでは、大きな陰線と上ヒゲの出ている部分です。
これは、相場が大パニック状態になっていてあらゆる株や金融商品が投げ売りされている様な環境の時です。こういった相場環境では、期先より期近の先物の価格の方が高くなります。
ProSharesの扱い方
画像引用:ProFunds HP
ProSharesは、ギヤーズファンドとも呼ばれています。由来は、英語の「geared」で歯車という意味です。
恐らく一般的な指数連動からギヤ(歯車)を外したファンドという意味でしょう。
ProSharesの運営会社であるProFundsは、HPで以上の画像の様に投資家に注意喚起を行なっていました。
・1日当たりベンチマークに倍数の連動を目指す。(=つまりVIXショックの様に1日で先物の価格が何倍にもなると更にその倍の値動きをする製品設計)
・経時的な価格推移は、ファンドが想定する値動きを超える可能性があるよ
・ギアードファンドを持つなら毎日相場を観察してね。
・ポートフォリオの大部分をギアードファンドで占めるのは止めてね
・ギアードファンドには、メリット、デメリットそしてリスクがあるから目論見書を読んでその特徴を十分に理解した上で投資してね
ざっくり言うと以上の様な事が言われています。
VIX指数関連の金融商品は、消滅した実績があるので慎重に慎重を期しても危険は完全にはぬぐいきれないと思います。
SVXYの安全な売買
ここでは、SVXYで私が考える安全な運用方法を考えてみたので紹介します。
私は、VIX指数投資で大切だと思う事は
・考えられる最低のパターンを想定して資金管理をする
・拘束証拠金に対しての利回りを重視する
・VIX指数が急騰した時には証拠金余力を十分に持ち恐れずに売る
事だと思います。
大事な時に取引出来ない!?2018年10月5日夜間相場
2018年10月5日の夜間相場では、米国VIベアETFの買い規制・米国ブルETFの売り規制・米国VIの売買規制が入っています。一番取引したい時に出来ないのは残念です。市場の流動性が確保できないのでしょうか???
あやたかさんのtwitterをみてみよう
米株が上昇し、
VIX指数も落ち着いてきました!米国VIについて、
安定的に利益を出すためには、
VIX指数が下落する度に、
少しずつ利益確定をしていくと
安定した利益に繋がります!米国VIの短期保有分は現状、
半分利確済みですが、
もう半分もそろそろ少しずつ利益を確定させていく予定です。 pic.twitter.com/fU4xWhPXIl— あやたか (@ayataka1243) September 13, 2018
さいごに
今回は、今までより更に深くVIX指数についてデータを見てきました。
GMOクリック証券の米国VIシリーズのETFはギアファンドと言う指数に倍の連動や相場の一次的な急騰局面の値動きを採用する可能性のある金融商品に連動した製品だと言う事がわかりました。
相場に絶対は無いと思いますが、UVSXとSVXYは株式併合や指数への連動が1倍から0.5倍に引き下げられるなど、存続させる方向で動いていると考えられます。
リスクを上手くコントロールし深追いをしなければ安全な運用のできる金融商品です。VIX指数について、更に興味がある方は是非以下の記事も読んで見て下さい。
VIXベアETFの取引にはGMOクリック証券がオススメです。
口座開設の手引き
口座開設は以下の手順で出来ます。ぜひ参考にしてみて下さい。
①
②
③
④
⑤
⑥登録アドレス宛に本人確認書類の提出のお願いメールが届きます。
また、ご不明点があればツイッターアカウント→うどんマン(@udonman1989)にDMを頂くか以下のお問い合わせからの質問もお待ちしておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。(平日昼間の回答はなかなか難しいと思いますが、なるべく早くご回答させて頂きます。)
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