こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。
2020年も12月下旬になり相場の世界もいよいよ大詰めを迎えています。
今回は、テスラモーターが新規銘柄として採用されたS&P500について指数の持つ特徴や今後の懸念点について検証してみました。
投資家が競うように資金を投じているS&P500について良い点ばかり話題に上がるので不安に感じる点に焦点を当ててみたよ
S&P500への投資
2020年相場を振り返ってみると、コロナショックの大暴落から急回復してダウやS&P500の過去最高値更新と目まぐるしい相場環境でした。
2番底を警戒していた投資家心理に反して押し目らしい押し目がなくスルスルと株価が上がる様を見て相場の世界は予測不能だと改めて感じさせられました。
結果としてS&P500へ投資をしていれば負けないという環境が継続しています。
投資初心者やインフルエンサーのS&P500投資の推奨は危険な兆候?
コロナショックを受けて、それまで投資に興味を持っていたけどあと一歩足を踏み出せなかった人が株式投資の世界に大量に流入しました。
多くの人が資産運用の世界に挑戦したというのは喜ばしいことだと思います。
ただし、個人的には昨今のS&P500への投資こそ資産運用の最適解という風潮に個人的にかなり違和感を感じます。
次の段落では、その根拠について述べていきたいと思います。
SP500のリターンはGAFAを除くと日経平均と同じくらい
S&P500は、アメリカの証券取引所に上場された企業から事業規模や社会への影響度などを厳選した500社の株式会社の株価を指数化したものです。
現状アメリカの株価指数が日本の株価指数のリターンをアウトパフォームしているのは事実です。
ただ、上記の画像を見ると分かりますが、GAFAを除くと日本とアメリカ株のリターンはほぼ変わらないという事実をSP500に投資している何割の人間が理解しているのか疑問です。
つまり、日本からGAFAの様なプラットフォーマーや革新的な技術が生みだす会社が生まれなかった事が日経平均がS&P500のリターンをアンダーパフォームしてしまった原因だと考えられます。
テスラモーターズがS&P500に採用される意味
テスラモーターズは、イーロンマスクが代表を務める従来のガソリンやハイオクをエネルギー源とする自動車ではなく、燃料電池で走る電気自動車を開発・販売している会社です。
時価総額は、日本が世界に誇るトヨタを超えるバケモノ会社です。
S&P500の採用銘柄としては、最も新しい会社ですが指数への寄与度はかなり高い会社です。
製造コストも従来の自動車よりも安いので、充電施設が充実すれば従来の自動車から乗り換える人々が増えるかもね
半トラスト法でGAFAの解体が進めばS&P500のリターンは平凡化する?
GAFAは、自社での開発や改善に加えて同業の新興企業を片っ端から買収しておりその行為が公正な取引や新たな技術革新を疎外するという声が少なからず聞こえてくる様になりました。
生活のあらゆるサービスを特定の企業が担うのは、購買行動や趣味嗜好などあらゆるプライバシー情報が筒抜けになっていることになります。
改めて考えるとかなり怖い話かもね・・・
反トラスト法=独占禁止法のことです
仮に独占禁止の訴えが認められてGAFAの事業が分社化されれば、現在の企業価値を保持し続けることは困難になる可能性が高まります。
コロナショックは、私たちの生活様式を一変させるほどのインパクトがあり、実際に世の中の常識や価値が新しくなる時代です。
今後もGAFAがアメリカと世界を牽引するかもしれないし、新しい価値観に適合した産業が伸びてくるかもしれません。
ただ、GAFAの株価が下落する=S&P500投資のリターンは平凡化する可能性が高いという事を必ず覚えておいて欲しいと思います。
投資に聖杯はないと思う
あまり前向きではない考えですが、私がこの記事で言いたいことは、
S&P500に投資していれば未来永劫安心で絶対に負けるはずはない・これだけが投資の正解!!
と簡単に結び付けて思考停止するのではなく、常に様々な出来事に疑問を持ち、自分の頭で判断することが今後の厳しい世の中ひいては、お金の問題を勝ち抜いていく上で必要な能力ではないかと思います。
管理人は次に「関連記事:NASDAQ50のリターン」がアメリカ市場を牽引する時代が来るのではないかと密かに注目中です。
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