こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。
今回は、アメリカの証券取引所に上場している債券ETFである「AGG」という債券ETFについてまとめてみます。
債券の特徴は、株式と比較してローリスク・ローリターンであり暴落局面にもドローダウンが小さいことに特徴があります。
この記事では、債券ETFと特徴と投資するメリットについて検証してみました。
米国産債券ETFのAGG
最近は、株価の天井圏で見られると言う株式の乱高下が頻繁に見られる様になってきました。
今回は、ディフェンシブ運用の投資家に人気の債券ETF「AGG」の特徴について調べて見ました。
AGGは債券型ETFで最も歴史・資産総額がある
AGGは、アメリカのブラックロック社が販売している債券ETFで正式名称は「iシェアーズ・コア米国総合債券ETF」と呼ばれます。
債券ETFといえば、バンガード社の「BND」も有名ですが、ETFの歴史としては、AGGの方が歴史が長く、資産総額もAGGが上回ります。
連動する指数 | ブルームバーグ・バークレイズ米国総合債券ETF |
上場する取引所 | ニューヨーク証券取引所 |
純資産総額 | 5.2兆円 |
銘柄総数 | 約6,500銘柄 |
経費率 | 0.05% |
直近利回り | 2,5% |
AGGは多数の国家・種類の債券から成り立つ
投資適格債 健全性が高く、債務の履行(債券の償還等)に対して問題がないと判断される格付。なお、AAA(Aaa)が最も高く、下になるほどややその確実性(健全性)が低くなる。 | ||
S&P | ムーディーズ | 格付の評価 |
AAA | Aaa | 最上位の格付け。債務履行の確実性が最も高い。 |
AA | AA | 債務履行の確実性は極めて高い。 |
A | A | 債務履行の確実性は高い。 |
BBB | Baa | 債務履行の確実性は高いが、将来確実とはいえない。 |
投資不適格 健全性にやや問題があると判断される。今後の債務の履行について問題がある。以下の格付企業が発行する債券を、ハイイールドボンド・ジャンクボンドと呼ぶ。 | ||
S&P | ムーディーズ | 格付の評価 |
BB | Ba | 債務履行に当面問題はないが、将来確実とはいえない。 |
B | B | 債務履行の確実性に問題があり、将来債務不履行(デフォルト)となる可能性がある。 |
CCC | Caa | 現時点で不安定な要素があり、将来的に債務不履行(デフォルト)となる可能性がある。 |
CC | Ca | 債務不履行(デフォルト)となる可能性が高い。 |
C | C | 債務不履行(デフォルト)となる可能性が極めて高い |
D | D | 現時点で債務不履行(デフォルト)をおこしている。 |
債券ETFへの投資はローリスク・ローリターン
債券ETFへの投資はローリスク・ローリターンになる事が特徴です。
リターンが少ないと言っても年利で2.5%の分配金を手にすることが出来る(厳密にいえば経費率と売買コストがかかる)ので現金を銀行の定期預金に寝かせている寄りかはリターンを得る事ができる点でメリットがあると考える事ができます。
しかし、AGGはETFであると言う観点から考えると買値より値下がりするリスクもある事を気をつけなければなりません。
AGGのリターンは金利の上下によって変わる
債券と金利の間には密接な関係があります。
債券は、発行する際の市中金利よりも高い利回りを保証しないとお金が集まりません。よって、中央銀行が決定する政策金利が引き上げられると既に発行された債券はリスクの割にリターンが劣る金融商品になってしまうからです。
AGGのリターンをチャートから検証
リーマンショック後の歴史的な低金利から債券ETFであるAGGも良いリターンを誇っていた様です。
しかし、リーマンショックが発生した2008年は金融危機と呼ばれた様に数多くの債券が債務不履行となった為大きく値を落としています。
債券と株式の連動性は高くなっているがドローダウンには差がある
以前は、債券と株式の連動性は弱くその関係性は逆相関性が強いとされていました。
しかし、昨今は株式が下落する局面で債券も連れ立って下落する局面が多くみられREITと呼ばれる不動産上場投資信託の方が株式との逆相関性が強くなってきました。
ですが、相場が本格的な下落局面を迎えた時には債券型ETFの方が最大のドローダウンは小さい為ポートフォリオの一部に債券を組み込む事が大切であると思います。
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