ETP(上場投資商品)とETF・ETNの違い・ベア型とブル型のメリットとデメリットを解説【投資信託・投資証券】

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ETF
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日経平均ダブルインバース VIXの日次連動と逆の値動きをするETFなど多種多様な金融商品が存在します。

ETFと似た金融商品としてETNやETCが存在します。

今回は、ETF.ETP.ETNそれぞれの違いと指数との連動性をどのように保っているのかについて解説していきます。

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ETP(上場投資商品)とETF.ETN.ETCについて

アルファベットばかりでわかりづらいですがETP(上場投資商品)の中には複数の金融商品が存在します。

図示すると上図の様なイメージでしょうか

最も大きな枠組みであるETP(上場投資商品)の中にETF(上場投資信託)・ETN(上場投資証券)・ETC(上場投資コモディティ)の3つが存在しています。

更に細分化するとすれば、特定もしくは複数のベンチマークに連動するETFとETC・債務担保証券の形を取ってベンチマーク連動を取っているETNに分類されます。

ETFとETNの違い

ETF(上場投資信託)とETN(上場投資証券)って何が違うの?

と感じる方も多いと思います。

ETFとETNは日経平均やVIX指数・金や銀など様々な資産やベンチマークに連動する上場投資商品という枠組みでは同じ金融商品です。

明確な違いというのは、ETFには連動する指数や商品の裏付けとなる資産がありますが、ETNには裏付けとなる資産がないという点、ETFは株式でETNは証券という違いがあります。

裏付けとなる資産を必要としないETNは、ETFでは現物の裏付けが困難である農作物や希少金属(パラジウム等)のベンチマークに完全に連動する金融商品(トラッキングエラーがない)という特徴があります。

これだけ聞くとETNは便利な金融商品だと感じる方が多いと思います。

ただ、ETNにはとても大きいリスクが存在します。それは、ETNを発行している金融機関の発行体リスクです。

リーマンショックの様な全世界を巻き込む金融危機が発生して、ETNを発行している会社が倒産してしまえば、株式投資の個別銘柄と同じ様にETNの価値はほぼ0になってしまいます。

倒産するってことは運転資金が底をついて(ショート)債権者に対して債務不履行になるってことだから当然ちゃ当然だね

ETFであれば投資家から集めた資金で裏付けとなる現物資産を買うので、価値が全く無くなるという事態は想定しづらいです。

また、ETNは株式ではなく債券なので償還条件(ある特定の条件や満期となる期間)が設定されています。

仮に相場の急変により償還条件に抵触してしまえば、自分が買い付けを行った金額から大幅に割り引いてETNの払い戻しがされる可能性があります。

VIXショックで東証に上場されていた2049(VIXインバースETN)は償還された

ETNには、償還リスクという元本を著しく毀損(きそん)してしまうリスクが存在します。

最近で言えば、2018年2月に発生したVIXショックで償還を迎えたVIXインバースETN(2049)が記憶に新しいところです。

この銘柄は、VIX短期先物指数が前日の20%にまると償還されるという設計がされていました。

この償還要件は絶対になるはずがない!多くの投資家はそう考えていました。

しかし、VIXショックでは実際に上記の償還条件に抵触してしまい、一晩で29,400円の商品が1,140円の価値になってしまいました。

当時の生々しい内容は、関連記事:VIXショックで大損!NEXT NOTES S&P500 VIXインバースETN(2049)についてまとめてみたで詳しく解説しています。

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ETFには2つの運用の仕組みがある

ETNが裏付けの資産を持たない債券であるのは先程確認しました。

では、裏付けとなる資産を持つETF(上場投資信託)はどの様にして、株価指数やコモディティ資産との連動性を取っているのでしょうか?

例えば金やプラチナなどは、保管環境は別としてトウモロコシや大豆などと違って劣化して商品価値が無くなるものではありません。

つまり、投資家の資金を用いて金を買うという方式が一つ目のETF運用になります。

ただ、先ほども述べた様に金の現物をETFの裏付けとして保有するためにはセキュリティや保管場所などのコストがかかります。(保管コストはETFの保有手数料として徴収されます。)

デリバティブ取引の解説

デリバティブ取引にはレバレッジがかけやすい

裏付けとなる現物の買い付けを行わないもしくは行うのが困難である資産(VIX=ボラティリティ指数・希少金属)のETF運用に用いられるのは先物やオプションなどのデリバティブ商品(金融派生商品)です。

具体的な運用方法としては、ETFを買った投資家から集めた資金を証拠金として先物やオプションなどのデリバティブ商品を日々売り買いしながらETFが設計したベンチマークとの連動性を測ります。

ETFやETPには2倍〜3倍・ベンチマークと逆連動する商品もある

ブルとベア

上昇や下落はブル(雄牛)とベア(熊)で形容される 引用:楽天証券

ETFの中には、ベア型・ブル型などのベンチマークや資産との連動性だけを目指すのではなく、指数の2倍〜3倍の値動きをする・ベンチマーク・資産と逆の値動きをするといった設計がされた商品が存在します。

特にベア型のETFは、信用取引やオプション・先物市場・CFD等のレバレッジ型取引でなければ実現出来ない相場の下落方向の賭けたトレードを現物取引(最大損失=投資額)で行えるという特徴があります。

私が注力しているVIX投資では以下の製品がそれぞれベア・ブル型のETFとなっています。

ベア型ETFの例>>SVXY(米国VIベアETF VIXの日次リターンのマイナス方向に連動)

ブル型ETFの例>>UVSY(米国VIブルETF VIXの日次リターンにプラスの連動・レバレッジ有)

レバレッジ型ETFはトレンドに強くもみ合い(レンジ)相場に弱い

レバレッジ型ETFの特徴は、トレンドに強く・もみ合い相場に弱いという特徴があります。

それは、レバレッジ型ETFは指数や連動対象にの日次リターンに対して2倍や3倍の値動きをするという設計がされているからです。

正直説明が難しいのですが、一方的な値動きが出ている展開では製品設計通りにベンチマークの2倍や3倍のリターンになります。

ただし、レンジを刻んだ末に2倍や3倍になった場合は上に2%・下に−3%と動いている間に単純に連動するベンチマークの2倍のリターンを得られないです。(専門用語で言えば減価する)

また、日次のリターンにレバレッジや逆の値動きをさせるためには単純な指数やインデックス連動と比較してどうしてもファンドの運用コスト=つまり信託報酬がかかることも忘れてはいけません。

 

レバレッジ型ETFは運用の上で先物やオプションを駆使して連動及びヘッジ取引を行っているよ

 

投資に限らずどんな道具も同じ使い方を誤れば思わぬ損失を招くかもしれないから注意が必要!

保有コストやベンチマークとの乖離が小さいのがETN・安全性はETFが優位

レバレッジETFの取り扱い注意 引用:楽天証券

ETFやETNは言葉が似ており、ベンチマークに連動するという性質上から混同されやすい金融商品です。

ただ、指数や商品との連動を図るに当たって発行体が金融機関であるのか投資運用期間であるのか?裏づけの資産を保有するのか?しないのか?など様々な相違点や異なるリスクが存在します。

特にETNの場合は、債券という特性から満期前の償還リスクというものが存在します。

ETFとETN・ベア型ETFとブル型ETFの特徴、そしてリスクをきちん把握した上で投資に望んでみて下さいね。

 

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