こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。
今回は、VIX指数に派生する金融商品の原資産となるVIX指数短期先物と中期先物指数にスポットを当てて見ます。
VIX指数先物について
VIX指数は、暴落時に急騰する性質から別名として恐怖指数(Fear index)と呼ばれる事もあります。
日本人であれば、インタラクティブ・ブローカー証券や Firstrade証券の口座が人気の様です。
先物取引の特徴は、高いレバレッジ性とリターンにあります。
多くの投資家の方が取り組まれている株式投資との大きな違いはその取引形態にあります。
・取引できる期限(限月)がある。
・期限までに差金決済を行う必要がある。
・証拠金取引を通じて自己資本にレバレッジを掛けた投資が可能。
VIX短期先物指数
VIX短期先物指数は、直近の限月2つで構成される指数です。
分かりやすく表現されるために期近の限月をC1、期先の限月をC2と表現します。
VIX指数に連動するETFやETNは毎日期近の先物を売って期先の先物を買うことによって指数の連動性を確保しています。(=ロールオーバー)
また、C1が取引期限を迎えると今度はC2が新しいC1となって、新しいC2に乗り換えていくという方法で運用されています。
上記の図の様に異なる取引限月である先物を、期近から期先の先物の時間の流れと価格の流れで表すことを期間構造と呼びます。
VIX先物は圧倒的にコンタンゴしやすい
VIX指数は、期近ほど価格が安く、取引の残存日数が長い期先の先物ほど価格が高くなる期間構造(=コンタンゴ)になる確率が極めて高い事が知られています。
それは、相場が平穏であれば近い将来より遠い未来の方が不確実性が高い=株式市場が暴落する可能性が高いと言えるからです。
逆になにかのきっかけで株式市場が暴落したとします。
そうなると投資家心理としては明日も暴落するかもしれないもしくは相場が乱高下する可能性が高いと考えより遠い未来の市場は落ち着いていると判断します。
こうなるとVIX指数の取引は期近に集中することになりバックワーデーションという期間構造になります。
VIX短期先物指数に連動するETFやETNとしては、VIX短期先物指数に連動するETNであるVXXやインバース型(先物と逆の値動きをする)のETNであるSVXY(米国VIベアETF)が有名です。
VIXショックが起きるまでは、XIVというETNが存在していましたが、償還条件に抵触して消滅しました。
詳しくは以下の記事で解説しています。
コンタンゴとバックワーデーション の比率
コンタンゴとバックワーデシーョンの割合は、8割はコンタンゴ・残り2割がバックワーデーション だと言われています。
これは、株式相場が調整に入る確率と似ています。
理由としてはVIX指数が株式市場と逆相関関係にある事が関係しているからだと考えられます。
VIX中期先物指数
VIX短期先物指数とは別にVIX中期先物指数という指数も存在します。
ロールオーバーの仕組みは短期先物指数と同様ですが連動に使用する先物はC4とC7が用いられます。
期先の先物が用いられる程直近の相場の値動きへの影響は小さくなります。
よって、VIX中期先物指数の値動きは短期先物指数に連動するETFやETNと比べて緩やかになっています。
中期先物指数に連動するETNはVXZ・インバース型のETNはZIVが有名です。
日本で投資をするのであればサクソバンク証券のアドバンス口座で投資をする事が可能です。
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