こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。
先日の報道で、GPIFの年金運用で約14.8兆円の損失が出たと話題になっています。
原因は主に株式相場の下落です。今回の記事では、これまでの年金運用の実績と今回の損失がどの様な意味を持つのか調べてまとめて見ました。
GPIFの運用実績
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の2018年10−12月期の運用損が14.8兆円となり話題に
GPIF資料にグラフ載ってた。 / 過去最大14兆円超の赤字 pic.twitter.com/SfePCf8eOV
— おやき㌠相場絵師 (@Pratender) February 1, 2019
日経平均株価がバブル後最高値の24,000円から一転し一時19,000円割れも記録した年末から今年の年始にかけてGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の直近四半期の運用実績がマイナス14,8兆円を記録し話題となっています。
GPIFの運用は株式と債券の分散投資
GPIFの資金運用は、国内外への株式と債券への分散投資です。
先程も触れましたが、年末から年始にかけての株式相場急落の影響が色濃く出る結果になっている事を確認できます。
損失の実態は確定損失ではなく時価総額の損失
新聞や報道各紙は、恣意的なのか自社のメディア実績を作りたいのかわかりませんが、私達の年金積立金から14.8兆円の損失が確定した様な報道の仕方をしています。
実際は、株式相場の下落によりGPIFが運用する金融商品の時価総額が14.8兆円減ったという事が真実です。
分かりやすく言えば、いまGPIFが株式や債券を売却すると報道機関が言うように14.8兆円の年金が消失します。
しかし、株式や債券を売らずに持ち続けて株式市場が再び上昇局面になれば時価総額は回復しこの損失幅は縮まります。
評価損と確定損を明確にしない所に偏向性を感じる報道の仕方です。
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累計で言えば56兆円の運用益
マスコミが大騒ぎしているGPIF14兆8039億円の損失、グラフで見ると大したことない | netgeek https://t.co/L2SmoQF4mU pic.twitter.com/1VZ3yB1P9L
— netgeek (@netgeek_0915) February 1, 2019
14.8兆円の損失は途方も無い金額なのは確かな事実です。
しかし、上記の棒グラフを見れば分かる様にプラスの期間と金額の方が多いことは一目で分かります。
実際に、GPIFはこれまでの運用で累計で56.7兆円の利益を出しており現在年金を受給している年代層がしっかり年金を貰えているのはGPIFの運用のおかげです。
悪い情報ばかり発信するのはどうなのかな〜。
世界を見れば公的資金の株式運用は珍しくない
ちなみに公的年金の株式運用は海外でもフツーに行われていて、カナダでは80%株式、北欧の福祉国家のノルウェーも70%株式、あと不動産。 https://t.co/lISlnmPyq8
ほんの一列でこれだけあって他の国でも株式での年金運用おこなわれてるよ。 pic.twitter.com/XRpsXp9IiO— polaris (@Polaris_sky) February 2, 2019
このツイートにも呟かれている通り、GPIFの年金運用が世界の公的資金の運用団体と比較して特別なリスクを取っている訳ではない事を確認できます。
まとめ
新聞各紙は、GPIFがプラスの運用をしている時には報道せずにマイナスの運用になった時に大きく報道する傾向があります。
年金を株式運用する事に反対する方は多いですが、少子高齢化の現状と日本の年金制度は拠出年金では無いため現役世代の保険料では支えきれない事からGPIFがリスク資産に投資して運用益を確保しようとしている事から目を背けているのでは無いでしょうか。
批判ばかりするのではなく私達国民も年金について真剣に考えてGPIFの行なっている運用に監視の目を光らせる能力が必要だと感じる報道でした。
自分で資産運用する事が求められている時代に入ってきました。
私はTポイントで投資が出来るSBIネオモバイル証券で運用をはじめました。
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