こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。
最近オプション取引に興味が出てきたな〜でもどこの証券会社から始めれば良いのか分からない・・・
今回はそんなオプション初心者の方に向けてオプション取引を始める際にどこの証券会社を選ぶべきか?という疑問についてトレードスタイル毎にポイントを絞って記事をまとめていきます。
沢山の比較をしているので必要な部分だけを選んで目次から読んでいただければと思います。
管理人イチオシの証券会社は岡三オンライン証券!
オプション取引戦略別のオススメ証券会社
オプション取引は、4つのグリークス(デルタ・ガンマ・ベガ・シータ)とIV・HVなど様々な要素が組み合わさった複雑な金融商品です。
オプションを1枚単位で買ったり売ったりする単純なトレードから、デルタを消す(デルタニュートラル)して相場の上下ではなくベガ(ボラティリティ)を抜く様な複雑なスプレッド取引まで多種多様なトレードが可能です。
オプションの1枚買い(単騎買い)をする場合
オプションを1枚買いする様なポジションである場合は、オプションの最低手数料もしくは約定代金に対していくらの手数料を求められるのかがポイントとなります。
証券会社 | マネックス証券 | ライブスター証券 |
最低手数料 | 100円 | 80円 |
オプション取引が可能な最低手数料を考えると、ライブスター証券かマネックス証券が最低手数料では優位に立っています。
ただ、最低手数料はFATM(ファー・アウト・ザ・マネー)のオプションを主に売買しない限りは売買価格に対する手数料率が適用される可能性が高いです。
売買手数料率が安い証券会社は、ライブスター証券・GMOクリック証券・岡三オンライン証券順番です。
証券会社名 | 手数料(売買金額基準・税込表記) |
ライブスター証券 | 0.154% |
GMOクリック証券 | 0.152% |
岡三オンライン証券 | 0.176% |
オプションをSQ決済する場合には手数料の有無が大切
オプションは、先物取引と同様に取引期日(SQ日)が定められた金融商品です。
つまり、期日が来れば強制的に建玉が決済されてしまう取引です。このSQ決済に対しても手数料が取られる証券会社と取られない証券会社があります。
SQ決済に対して、手数料を取られない証券会社はマネックス証券と岡三オンライン証券です。
SQ決済に持ち込む場面と考えられる場面は、持っているオプションがITM(イン・ザ・マネー)化して流動性が無くなった場面が多いと思います。
トレードにおける収益とは売買差益と経費(手数料)との差額なので自分が実践しようとしているオプションのポジション毎のイグジットプランをキチンと把握しておくことをオススメします。
ITM付近をトレードする場合は気をつけたいね
エクセル(excel)とRSSを使ったボラティリティートレードをする場合
エクセルとRSSを用いてボラティリティートレードをするのであればRSSとMicrosft Excelを用いて描写されるスマイルカーブを用いてトレードするのが一般的です。
ボラティリティトレードとは、オプションの銘柄毎のIVの歪みを見つけて鞘の拡大や縮小を狙うトレードの事だよ
オプション取引の戦略の中には、相場の方向性(上昇するか下落するか)を当てなくても利益が出るという投資戦略が存在します。
デルタをニュートラルにしてベガやセータを主に抜くトレードが基本となります。
ボラティリティーを抜く為のトレードをする為には、オプション毎のグリークスの差を比較して割高な銘柄を売り・割安な銘柄を買う・先物ミニを充てるということスプレッド取引が求めれらます。
ボラティリティトレードの味方となってくれるのが、楽天証券と岡三オンライン証券の2社のみが提供してくれているエクセルの機能を用いたRSSという配信です。
関連サイト:岡三オンライン証券 公式サイトへ
熟練のオプショントレーダーの中には、ExcelとRSSでボラティリティーを自動描写するExcelツールを配信して下さっている方がいます。
日経平均先物(ミニも含む)とオプションを合わせたスプレッド取引をするならSPAN証拠金が採用された証券会社を選ぼう
オプション取引の醍醐味は、先物の様に相場の上下の方向性を当てた場合にのみ利益が出るのではなく、ボラティリティが上昇もしくは下落する・相場がヨコヨコ(レンジ)なのを予測してポジションを組んだ場合でも利益が出る可能性があることです。
例を挙げるとすれば相場の急激な変動を狙うガンマをロングするポジションやオプションの時間的な価値の現象を狙うセータを抜くトレードなどです。
オプションのスプレッドを組むという事は、買いポジションと売りポジションに加えて日経平均先物のラージやmini(ミニ)を組み合わせてポジションを持つ事です。
オプションの買いには、証拠金はあまりかかりませんがオプション売りには多くの証拠金を求められます。
オプションの売りは、東日本大震災の際に払いきれない程の損失を生じさせた個人投資家が続出しました。
関連記事>>オプション売り(ネイキッド・ショート)が危険と言われる理由
個人投資家のオプション売りの1件でひまわり証券は、証券事業を廃止に追い込まれたという経緯があります。
また、Youtube上には証券会社側が悪者の様な取り上げ方をされていますが、実際のところは自分の資金やリスクを超えた取引を行った個人投資家のリスク管理における過失が大きいと思います。
こういった事件の経緯を受けて日本の証券会社では個人投資家のオプション売りの禁止もしくは大幅な枚数制限を行う様になりました。
オプションの売りには、SPAN®︎証拠金に準拠している会社と自分が取引したい枚数を備えている証券会社を選ぶことが重要です。
下の表では、上が小口取引向けで下にいくほど大口取引向けの証券会社の順でまとめました。
証券会社名 | 売りオプション枚数 | 証拠金SPAN算定の目安 |
楽天証券 | 15枚まで | SPAN®に準拠 新規/維持共に100% |
松井証券 | 20枚まで ※東日本大震災の際に強制ロスカットが発生した件で投資家と訴訟に発展した過去あり | SPAN®に準拠 新規/維持共に100% |
カブドットコム証券 | 20枚まで | SPAN®に準拠 新規/維持共に100% |
SBI証券 | 50枚まで | SPAN®に準拠 新規/維持共に100% |
岡三オンライン証券 | ※例外 資産状況によって変動(HP)より | SPAN®に準拠する 新規120%/維持100% |
小口の投資家であれば、岡三オンライン証券や楽天証券がSPAN証拠金に準拠しており、約定代金に対する手数料率も安くオススメです。
※SPAN®︎は、相場が環境が悪化するとどの証券会社であっても引き上げが行われる可能性があります。トレードをする際には常に証拠金に余裕を持った取引をしましょう。
大口の投資家の方は売り枚数の多いカブドットコム証券やSBI証券が良いのではないかと思います。
SPAN®証拠金とは?
売りポジションを含めたスプレッド取引をする場合には、SPAN®に準拠する事が大切だと前述しました。
そもそもSPAN®って何なの?
という方もいると思います。正直な所、SPAN®︎を完全に理解することは難しいので噛み砕いた内容で述べていきます。
SPAN®︎とは、シカゴマーカンタイル取引所が1988年に開発したオプション取引におけるポートフォリオのリスク感応度を分析する計算方法で、日本では日本証券クリアリング機構(JSCC)がCMEとライセンス契約を締結し利用している証拠金計算の方法となります。
SPAN®︎の計算には、プライス・スキャンレンジ等複雑な金融工学が用いられています。
日本証券クリアリング機構のHPには算出方法が乗っていました。
これだけ見ると何をしているの訳が分からないですが、簡単にまとめると日経平均が現在の価格価格から過去1年間プレイス・スキャンレンジの最大損失幅で動いた金額が証拠金(=SPAN®︎)として求められるという事です。
日経平均が暴落すると、SPAN®︎の算定の見直しが行われて証券会社の重要なお知らせに届く事があります。(日々変化する)
SPAN®︎証拠金に準拠していない証券会社は?
SPAN®︎証拠金は、リスクに応じた証拠金を求められる一方で上の項目で説明した証券会社以外ではそれぞれの証券会社で定めるリスク管理指標を用いて必要証拠金の算定が行われています。
SPAN®︎に準拠していない証券会社では、同じ限月で、先物1枚ロングと先物1枚ショートのポジションを保有する場合であっても新規建て同じ維持証拠金を求められます。
同じ限月で売りと買いのポジションを持っている(=両建て)というのは原資産がいくら動いても損益が相殺されるので利益も損失も0というポジションです。
スプレッドを組む上で、リスクに見合わない証拠金拘束を求められる証券会社は避けた方が良いと個人的には考えます。
ただし、SPAN®︎に準拠していない事が悪いのではなくスプレッド取引に向かないという事なので勘違いしないでね。
オプション取引用のアプリの有無?
続いてオプション取引用のアプリが存在するのかについて見ていきましょう。
2020年2月現在、管理人が各証券会社のオプション取引用の投資アプリの存在を確かめた結果は以下の通りとなりました。
証券会社名 | 最低手数料 |
GMOクリック証券 | スマホ専用アプリなし |
ライブスター証券 | アプリ有り |
岡三オンライン証券 | スマホアプリ有り |
ダイワ・オンライン | なし(ブラウザサイト有り) |
マネックス証券 | スマホアプリ有り |
楽天証券 | スマホアプリ有り |
SBI証券 | スマホアプリ有り |
松井証券 | スマホアプリ有り |
スマートフォン端末の広がりを受けて、ネット証券各社はスマート端末用アプリを開発・リリースしています。
ただ、個人的にはオプション取引はスマホでトレードより確実性の高いPCなどでトレードした方が良いのでは?と個人的には感じるところがあります。
管理人のオススメは岡三オンライン証券!
ここまで様々な観点からオプション取引をする証券会社はどこが良いのか?について見てきました。
結論としては、私はオプション取引と先物を組み合わせてトレードすることを考えているのであれば岡三オンライン証券をオススメします。
なぜ岡三オンライン証券をオススメするのか?と言うとオプション取引をする上で必要なツールや取引環境が同業他社と比較してバツグンに良いからです。
岡三オンライン証券の取引ツールは投資家の満足度が最高
岡三オンライン証券は、オリコンが実施しているネット証券会社の顧客満足度調査において「総合・株式・ツール・PC」という4分野で第1位を受賞しています。
一つの調査であれば、とても悪い見方をすればアンケートの母集団がある分野に偏っていたとも考えられない訳ではありません。
その上で、みんなの株式でも分析ツールの顧客満足度が1位なのは信憑性を増す重大な要素です。
日本のネット証券会社は、SBI証券と楽天証券の口座数が圧倒的です。この2大ネット証券会社を抑えて1位を取ることは凄いことだと思います。
特にオリコンとみんなの株式の両方で顧客満足度1位を取っている取引ツールである「岡三ネットトレーダープレミアム」は考え抜かれたUI(操作性)とバックテスト機能やNT倍率を用いたトレードに対応しているなど他社の同ツールには無い機能が存在しています。
岡三RSSはシステムトレードツールになり得る
ExcelとRSSを用いたシステムトレードや銘柄情報・マーケット動向をリアルタイムで自動取得できるサンプルシートを配布してくれています。
ExcelとRSSを用いたリアルタイムデータを個人投資家に提供してくれている証券会社は数多くの証券会社がある中で岡三オンライン証券と楽天証券の2社だけです。
RSSの機能を使えば岡三オンライン証券が提供してくれているサンプルシートに限らず、自分で独自の取引ツールを開発したり、インターネットで個人投資家が独自に作成・公表しているツールを使いトレードの幅を広げる事が可能となります。
オプション取引初心者に嬉しい手数料無料キャンペーンが開催されることも
現在岡三オンライン証券では、新規オプション取引口座を開設している方に向けて最大3ヶ月間に渡って新規建てのオプション手数料が全額キャッシュバックされるキャンペーンが開催されています。
また、岡三オンライン証券はSQ値による権利行使もしくは権利放棄時には決済手数料が取られない数少ない証券会社です。
このキャンペーンを活用することで通常よりコストが掛からずオプション取引にチャレンジ出来ます。オプション取引に興味がある方はこのチャンスに口座開設してみませんか?
口座開設の方法については、申し込み手順をまとめた記事(関連記事)がオススメです。
※注意:オプション取引口座の開設には証券会社様による審査があります。
FXやCFDなどの証拠金取引の経験が無い方については口座開設出来ない可能性もあります。
また、今回のキャンペーンはキャッシュバックなので実際にトレードする際には規定の手数料がかかります。
キャッシュバックを受けるためには口座資金を出金していない・口座を解約していないなどの条件があるので注意してね
コメント