こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。
今回は、金融用語の中で紛らわしい言葉の一つである「さいけん」にスポットライトを当てて見ようと思います。
投資用語では、同じ「さいけん」という言葉でも「債権」と「債券」という2つの言葉が存在します。
この2つの言葉は投資ブログやコンテンツを作っている方であっても間違って使っている人が多い言葉です。
言葉の意味が分からなければ投資出来ないというものではないので金融業界に関する仕事をする・情報発信を通じてビジネスをするなどの正確な情報を心がける必要がなければどちらでも良い内容です。
債券と債権の違い
日本語は同音異義語(同じ読み方で違う意味を持つ言葉)が数多く存在します。
投資用語も例外ではないのでこの記事で「債券」と「債権」の違いを学んで頂ければ幸いです。
債券=定められた期間保有することで利息を得られる金融商品
まずはじめに、「債券」という言葉について解説していきます。
債券は、簡単に言えばお金を貸す(出資)する変わりに利子を得られる金融商品です。
発行する母体としては、国や都道府県などの地方公共団体が発行する公社債・民間の企業が発行する社債などが有名です。
国が発行する社債としては、「国債」・民間の企業が発行する社債は日本で例を上げるとすれば、「SBI債」や「ソフトバンク債」などが有名です。
債券の利回りはデフォルトになる危険性が高いほど高くなり逆に安全である程利回りが低くなります。
債券の安全性については、ムーディーズやスターンダード&プアーズ、などの格付け機関と呼ばれる組織によって行われています。
債権=お金を貸し付けて利息と共に元金を得る権利のこと
債権の意味を広辞苑で調べて見ると「債権者が債務者に一定の給付を請求すること」と定められています。
債権者というのは。自分の資産を別の第3者に貸し付けてその対価として利息などを受け取る権利を得ている人のことを言います。
一方で債務者というのは、債権者に対して借金をしている状況のことです。
サラリーマンが債権者になることは可能性としてはかなり低いと言わざるを得ないね。
債務の身近な例としては、
クレジットカードや住宅ローン・車・携帯の分割購入などが多くの人が抱えている債務だね
債権を詰め合わせた金融商品=CDOやCLO
あなたは先ほど確認した様に私たちのローン債務がどの様に管理しているのか知っていますか?
実は、私たちの債務はリスクや信用度の度合いによってランク分けされています。
ランク分けは、
「 シニア・メザニン・エクスティ 」
の3つに分類されています。
そのランク分けされた債権をより集めて証券化した製品のことをCDO(債務担保証券)と呼びます。
前回のリーマンショックの際には、低所得者向け住宅ローン(サブプライムローン)を多く含むCDOが金融危機の引き金となりました。
私たちの印象では、一方的な被害者の様な印象を受けますが事実は違います。
CDOが莫大な市場になったのは自分の所得に見合わないローンを組んで背伸びをした買い物をした一般消費者の側にも原因の一部があったとも考えられます。
経済や金融の知識は、勉強するのはとても難解ですがお金持ちの人の多くはこの難しさを逆手にとって私たち一般消費者からお金をかすめ取っていきます。
令和のこれからの時代は、自分の身は自分で守れる様に知識を日々アップデートする必要がある時代になりそうです。
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