こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。
今回は、2020年3月9日にアメリカ市場で発生したCB(サーキットブレーカー)についてサーキット・ブレーカーとはどんな処置なのか?どんな目的があるのか?について調べたことをまとめました。
投資歴5年ですが、サーキット・ブレーカーをリアルタイムで見た感想は株式市場がぶっ壊れそう ヤバイ以外無かったです…
CB(サーキット・ブレーカー)
サーキット・ブレーカーとは、1日の値幅制限(指数や商品に対する%)を超えた売買注文が板寄せの際に殺到した時に発動する売買停止・取引中断の処置の事です。
取引を中断する時間の目安は5〜15分程度です。
2020年3月日アメリカ市場でリーマン・ショック以来のサーキットブレーカー発動
2020年3月9日にアメリカの代表的な上場企業で構成されるS&P500(日本での日経平均株価に相当)株価指数でサーキットーブレーカーが発動しました。
サーキット・ブレーカーには段階が3つ存在して、7%下落・13%下落・20%下落した時点でそれぞれ発動されることになっています。
今回は、NYダウが取引開始してすぐに7%を超える下落が発生したのでサーキットブレーカーが発動しました。
取引再開後は値幅制限が拡大されるのでよっぽどの事がない限りは、寄り付いて取引が再開されることが多いみたい
2020年3月13日にNYダウは上方向の値幅制限サーキット・ブレーカーが発動
私も知らなかったのですが、上方向の値幅制限にもサーキット・ブレイカーが発動します。
上方向へのサーキット・ブレイカーは投資家人生の中でもそう何度も見れる光景ではないと思います。
サーキットブレーカーの狙い=投資家に冷静さを取り戻させる?
サーキット・ブレーカーが発動している状況というのは株式相場が暴落して投資家たちがいくらでも良いから売りたいと投げ売り(成行売)もしくはいくらでもいいから株式を買いたいというパニック状況です。
圧倒的な売り注文を前に買い迎える投資家はそうは存在しないのではないでしょうか?
私は、サーキットブレーカーを初めて体感しましたが「この下落はどこまで行くのか?」と感じさせる暴落を前にして恐ろしいという以外の感情が湧きませんでした。
逆に上方向へのサーキット・ブレーカーは株式でのストップ高と同じ状況だからそれほど恐怖はなくどこまで上がるのかという期待に満ちた状況だと感じるね。
日本で発生した主なサーキット・ブレーカー
日本でもサーキット・ブレーカーが発動したことがあります。
直近の発動は以下の通りになっています。
- 2001年9月 アメリカ同時多発テロ (9.11)アメリカ市場閉鎖によって発生
- 2008年9月 リーマン・ショック リーマン・ブラザーズ倒産による金融システム崩壊
- 2011年3月 東日本大震災 福島・宮城沖で発生した大地震によって株価が暴落
- 2013年5月 アベノミクス 金融緩和策の施行で株価上昇後突如として株価が暴落
リーマン・ショック当時のサーキット・ブレーカーの歴史的映像
リーマンショックが起きた当時のサーキット・ブレーカーの当時の阿鼻叫喚の様子をまとめているYoutubeの動画です。
投資家たちの絶望・興奮・歓喜など悲喜交々の息遣いが聞こえてくる様な動画です。
証券会社のサーバー落ち・トレードが出来ないことが恐怖を増大させる
【サーバーが落ちた所】
GMO、松井証券YJ、SBI証券、楽天、XM、IG#取引停止— N&S (@NS06598099) March 9, 2020
2020年3月9日(月・日本時間深夜)に起きたサーキット・ブレーカーでは日本国内の様々な証券会社でサーキット・ブレーカー前後に投資家のアクセスが殺到したためかサーバーがダウンしました。
暴落時には我先にとポジションを手放したいという思いが一斉に取引サーバーに向かうためアクセスを処理しきれないという状態に陥ってしまいます。
損失が積み重なる上でポジションを解消できないというのは想像以上に精神的に焦ります。
リスクヘッジを考えると複数の証券口座に資金を分散して投資するという方法も模索しなければと今回のコロナショックで実感いたしました。
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