2020年5月限のWTI原油先物価格が史上初のマイナス入りした理由とETF・ETNで投資するリスクまとめ

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こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。

様々な市場で史上初という事件を更新しているコロナショックですが、代表的なコモディティ相場である原油先物で史上初の先物価格がマイナスになるとう事件が発生しました。

原油価格が0を下回る理由そして原油に投資していた場合の立ち回りについて分かったことについて要点をまとめてみました。

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20年5月限原油先物がマイナス

 

原油価格がマイナスを記録したのは、NYMEXに上場されている2020年5月限の原油先物です。

過去のどんな相場でも原油先物価格がマイナスになったことはありませんでした。

何度目か分かりませんが、コロナショックでは史上初や過去の相場の歴史を塗り替える多くの事件が発生しています。

なぜ原油価格がマイナスになるのか?=原油には保管コストが存在

原油先物がリーマンショックでも無かった史上初のマイナス入りしたのは、2つの理由が存在しています。

その2つの原因は、コロナショックによる需要減と保管コストの高騰です。

コロナウイルスは、人と人との接触によって感染することが分かっています。

よって、既に世界規模で流行している現在・厳しい外出制限や経済活動の自主が求められています。

生活インフラを除くあらゆる業種の経済活動が制限されていて、特に原油の精製物を燃料とする航空業界などどこも原油を必要としない現状がある=価格が下落するというバイアスが働きます。

また、生産した原油の保管先がないことも原油の価格下落に大いに影響しています。

WTI原油は、オクラホマ州のクッシング地域でやりとりする決まりになっています。

Google MAP を見てみるとクッシング地域は、内陸にあることが分かります。

つまり、原油の保管には貯蔵タンクにパイプラインやその他輸送物で原油を持ち込む必要があります。

現状としては、既にタンクの容量は一杯になりつつあり、海上タンカーやコンテナを改造して原油を貯蔵するといったあらゆる手段で保管している状況にあります。

海上タンカーは本来原油を運ぶはずですが、現状買い付け先が無いため海で漂うというなんとも言えない状況にある様です。

タンカーの手配やコンテナの改造などには多額のコストを要するため、原油の需要はなく保管コストが高い=原油価格がマイナス入りになるという図式が成り立ってしまいます。

原油市場では爆益や爆損・突然の限月切り替えなどの大混乱が

この急激な相場変動を受けて、爆益や爆損をする投資家が続出している様です。

特に原油が0にはならない・マイナスにならないと考えて多量のロットを買い付けた投資家の損失が大きい様です。

逆に大底を見極めたり、適切なロットでポジションを持てた投資家の中には利益を上げた人もいます。

 

CFD市場では、システムがマイナス価格に対応していなかった為・GMOクリック証券やDMM.com証券では緊急対応として5月限から6月限に乗り換えるという異例の事態となりました。

原油ETFの設計を理解していない投資家が殺到?

東京証券取引所には原油の先物市場に連動するETFやETNが存在していますが、一番流動性のある直近の限月を外したり比率の低い設計がなされていることが指摘されています。

期先の製品は、コロナの収束を期待したり・需要が2020年4月より増えるということが織り込まれた価格となります。

仮に上記の様な期先の先物銘柄で組成さえたETFに投資をしてしまうともっとも流動性のある期近のWTI原油価格が回復しても十分なリターンを得られない可能性が高いと言えます。

ありふれた言葉だけど、よく分からないというレベルの知識で多額のお金を投資することはリスクが高いと思います。

商品の世界はトレンドが出たら一方的な値動きをすることが多いよ

逆張り的なポジションはロットや金額を抑えてトレードした方がいいかもね

 

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