
こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。
今回は、IG証券のノックアウト・オプションという金融商品について記事をまとめて行きます。
ノックアウトオプションは、損失限定でハイレバレッジトレードが出来る点や他のオプション取引との合成ポジションを作り出せるなど国内のデリバティブトレーダーには新しい取引環境が出来る事になりました。
IG証券のノックアウト・オプション
IG証券「ノックアウト・オプション」の取引方法や仕組みを分かりやすく解説した動画をYouTubeにアップしました。https://t.co/h3BNC5Ij4L#ノックアウト・オプション pic.twitter.com/AbTXf2wudm
— IG証券 (@IGJapan) November 21, 2018
IG証券のノックアウト・オプションというオプション取引をご存知でしょうか?
ノックアウトオプションの特徴は、
- 損失限定でFXを超えるハイレバレッジな取引が可能
- 日経平均株価オプションと組み合わせて多様な戦略の構築が可能
という特徴があります。
オプション取引はデリバティブ取引の1種
ノックアップオプションは、デリバティブ(金融派生商品)取引の一つであるオプション取引に分類されます。
上記の図で説明している様に本来、現物資産である株式や債券などのヘッジ手段として誕生したのがデリバティブ取引の1種であるオプション取引です。
(あなたも一度は聞いた事がある商品先物取引や日経平均株価先物取引もデリバティブ取引の1種です。)
ノックアウトオプション=将来のレート当てゲーム
「ノックアウトオプション」は、先程確認した様にデリバティブ取引の1種です。
ノックアウトオプションを利用する事で
- 損失限定・利益は無限大の取引が可能
- 元本毀損リスクは極めて高い(ノックアウト=投資金額は0カットと同じ)
- 日経225や通貨オプションと組み合わせた戦略の構築が可能
といったものがあります。
その取引ルールは極めて単純明快でノックアウトに設定したレートに原資産価値が到達する=強制決済(損切り・ゼロカット)されるというリスク限定のハイレバレッジ取引です。
よって、基本的に相場が上昇・下落どちらに向かって行くのか?、ここまでは下がらないだろうというレートを考えてポジションを仕掛けるという取引になります。
IG証券より引用
一時期爆発的に流行したバイナリーオプションに似た特徴も持ち合わせています。
注文のすべりが無い
トレードでは、損きりする際に逆指値をよく使うと思いますが、相場の急変時には注文が約定しなかったり、週末にポジションを持ち越すと土日の間に相場にインパクトを与えるニュースがあった際には、週初めの相場では、窓を開けて寄りつく事があります。
仮に自分の思惑と逆方向に窓が開いていれば本来損切りすべき水準だったレートを飛び越えて含み損を抱えたポジションを抱えてしまう事になります。
特に、逆指値が刺さらないことや逆方向への窓空けは、ハイレバレッジトレードには命取りとなってしまいます。
2019年の年初には、フラッシュクラッシュ(瞬間暴落)によって自己資金にレバレッジを掛けて取引していた投資家の多くが莫大な損失を出してしまいました。
原因はアップルの決算が不調であったことや中国の経済指標が不調・米中の貿易摩擦など世界経済の減速が予測されつつあり、安全資産である円の需要が高かった事が背景にありました。
実需である円買いとFXで資産運用している投資家の自動決済による損切注文・正月相場の薄商いが重なりフラッシュクラッシュになってしまった様です。
しかし、IG証券のノックアウト・オプションでは、設定したノックアウト水準を超えると即座にポジションが解消されます。(=窓空けやスリップページ無し)
このシステムは、今までのデリバティブ取引には無い特徴で「ノックアウト・オプション」の優れた点です。
ただし、一度決めたノックアウトレベルは変更する事が出来ないのでポジションを仕掛けるタイミング難しいのが難点の一つであると考えられます。
主要な株価指数と為替市場へ投資が可能
取引出来る銘柄 | 1ポイント当たりの損益額 |
株価指数 | |
日本225(日経平均株価) | 100円 |
英国FTSE100 | GBP1 |
ドイツ30(DAX) | EUR1 |
ウォール街(NYダウ) | USD1 |
米国500(S&P500) | USD1 |
米国テク株100(NASDAQ) | USD |
米国Russ2000 | USD1 |
フランス40 | EUR1 |
香港HS50 | HKD1 |
スペイン35 | EUR1 |
米国と欧州・そして日本の株価指数である日経225など先進国の主要株価指数は網羅されています。
ノックアウトオプションの最大損失は投資金額=追証なし
ノックアウトオプションは、損失が限定され利益無限大の取引です。
つまり、国内のハイレバトレードには付き物の追証はありません。
通常のオプション取引で言うところのコール買いとプット買いと同じ取引です。
ノックアウトオプション取引の際には、以下の3つの戦略が考えられます。
- ノックアウトを浅く設定して取引枚数を増やし狭い値幅を狙う=短期〜中期売買
- ノックアウトを深くして取引枚数を減らし広い値幅を狙う=中期〜長期売買
- 日経225オプションや通貨オプションを用いて合成ポジションを作る
特に、❸の合成ポジションについては、ノックアウトオプションでは買いポジションしか構築できません。
そこで、他のオプション取引で反対の売りポジションを作って合成ポジションを作る事で損失限定・利益無限大を損失限定・利益も限定というポジションを構築する事が可能です。
海外FXと比較してIG証券の取引条件は安心
IG証券のノックアウトオプションは海外FXと比較しても、レバレッジ効果は引けを取らない程高い事が分かります。
一部の投資界隈では、海外FX業者がもてはやされている事がありますが私個人の考えとしてはあまり望ましい傾向とは言えないと感じています。

海外FXに資金が流れるという事は日本の財産が国外に流出している。
利益が出た場合きちんと確定申告などの税務手続きを怠る投資家がいる。
といった点が主に気になる事です。
また、海外FX業者は日本の金融庁の許可を得ておらず、未承認の金融業者という扱いなので送金した資金がどの様に管理されているのか不透明なことも大きなリスクです。
税金の面で言うと、海外のFXの場合は雑所得の総合課税という扱いになり、所得に対して55%課税されるのに対して、IG証券の場合は申告分離課税が適用されるので、所得に対する課税金額は20.315%が上限になります。
IG証券は、日本の金融庁の許可を得ているとても信頼できるFX会社です。

海外FXという誰が経営しているのかも分からない・お金がどの様に管理されているのか分からないという不確かな環境での取引はオススメしないね。
まとめ
IG証券の「ノックアウト・オプション」はこれまでのオプション取引に有った巨額の損失を抱えるリスクが排除された金融商品です。
特にテクニカルトレードが得意で上手く相場の波を捉えることのできるトレーダーにはオススメの金融商品です。
また、別のオプションとのスプレッドポジションの構築も可能であり魅力的な金融商品だと思います。

より詳しく知りたい方は、上記の公式サイトを訪れてみてくださいね。
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