こんにちは、こんばんわ。うどんマン(@udonman1989)です。
今回は、オプションの需給バランスであるプット・コールレシオから相場の過熱感を判断する方法を紹介します。
オプション取引では、売る権利と呼ばれるプットオプションの比率が高いと多くの投資家が目先の相場は下落すると判断する投資家が多いと判断できます。
プット・コールレシオとは?
プット・コールレシオとは、オプション取引市場で売買されているオプションの売買比を表す指標です。
日本は、オプション取引の本場である米国ほどオプション市場が発達していない為流動性による信頼性を考えればeワラントと日経225オプションの2つが有効に働くと考えられます。
日本市場で見るべきプットコールレシオはeワラント証券と日経225オプション
日本市場で投資をするのであれば、eワラント 証券とSBI証券で取引可能なeワラントか日経225オプションのプットコールレシオを見る事が有効である様に考えられます。
eワラントと日経225オプションでは取引している母体が異なる為その性質の差を見ることが大切である様に考えられます。
eワラントは個人投資家の相場観を表す市場
eワラントは、公式サイトに記載があるように個人投資家がメインのオプション市場の1つです。
日経225オプションでは、許されているオプションの売り手になることは個人投資家に許されておらず、eワラントでは常に証券会社側がオプションの売り手であり個人投資家は買いポジションしか保有することは許されていません。
つまり、現状の日経平均株価市場の実態をより確実に捉える場合はeワラント 証券のプットコールレシオはよく使える指標です。
日経225オプション市場におけるプット・コールレシオ
eワラントと日経225オプションのプット・コールレシオの違いは売買代金を用いるのか建玉残高を用いるのか差にあります。
日経平均225オプションでは、個人投資家にも売りポジションを建てる事が許されています。
コールオプションは、相場が上昇すれば利益に、下落すれば損失となるオプションです。
プットオプションは、相場が下落すれば利益に上昇すれば損失となる金融商品です。
そして、日経225オプションには売るという売買方法も用意されています。
日経225オプション市場はeワラントとは違い個人投資家は勿論のこと、機関投資家やAIを用いたアルゴなど様々な投資母体が各々の取引戦略に基づいてオプションの取引が行われています。
プット・コールレシオとスキュー 指数
プット・コールレシオはオプション取引市場におけるポジションの比率を表す指標です。
つまり、市場で取引している投資家が上げ目線であるのかそれとも下げ目線であるのかを見抜く上での1つの目安とすることができる指標となります。
また、プット・コールレシオを別の切り口からみた指標にスキュー (skew)指数というものがあります。
スキュー 指数は、テールリスクと呼ばれる滅多に起きることはないが一度イベントが発生すると甚大な被害を起こす前兆を掴むのに便利であることが知られています。
プット・コールレシオは先行指標ではない
プットコールレシオは、オプション投資家のトレードにおける上昇もしくは下落の需給バランスを掴む上ではとて役に立つ指標である事には間違いないです。
ただし、コールがプットのどちらかに需給バランスが偏っているとしてもそれが必ず相場の方向性と同じになるとは限りません。
その他のオシレーター系のインジケーターなどと照らし合わせて相場のサインをつかむことを心掛ける事が大切だと思います。
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