VWAP(出来高加重平均価格)は機関投資家も使うテクニカル指標【デイトレード向き】

当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています。

テクニカル分析
この記事は約5分で読めます。
スポンサーリンク

自分が株を買うとすぐに株が下落する、逆に株を売ると値上がりをする。

こういった経験は投資をしていれば必ず経験をすることです。

誰か背後に人がいて自分の取引を監視していると感じる人もいるよね

出来る限り株を適正価格て買いたいという方に役に立つVWAP(出来高加重平均価格)と呼ばれるテクニカル指標をこの記事で紹介していきたいと思います

このVWAPという指標は機関投資家もポジション取りに利用している事が知られているよ

ということでこの記事では、VWAPがどの様に算出されるのか?トレードにどう活かすのか?という観点から記事を書いていこうと思います。

スポンサーリンク

VWAPについて

VWAPは、「Volume Weighted Average Price」の頭文字4文字を取って名付けられない指標で日本語では「出来高加重平均価格」と呼ばれる指標のことです。

日本語訳からも分かる様に約定した数量が多い出来高に加重を加えて価格を平均した数値となります。

VMAPの計算方法

VWAP=(当日累積売買代金÷当日累積出来高)で計算されます。

VMAPは、通常の株価平均に加えて出来高が考慮されているため、現状の相場環境に近い指標です。

1日の中で株価が低いところで出来高が多いのであれば、VWAPの価格は低くなりますし、高値付近で出来高が多いのであればVWAPの価格は高くなります。

VWAPは理屈はとても簡単だけど覚えておいて損はしない指標だと思うよ!

機関投資家の売買は市場インパクトが大きい

冒頭でも書いた様に機関投資家はVWAPを目安にして売買をしていると言われています。

機関投資家や投資ファンドの資金は個人投資家とは桁違いの額で数億から数千億円だとも言われています。

大量の資金を用いて一度に入れて成行注文で株を買い集めてしまうと銘柄の流動性にもよりますが、株価が大きく動いてしまう可能性が高いです。

よって、機関投資家やヘッジファンドは銘柄の平均的な株価で買い集める事を好みます。

その際にVMAPは1日の株価平均を表す目安として理想的なテクニカル指標であるため、アルゴリズムを用いた売買や証券会社を通じて株式を買い付けている様です。

VWAPギャランティ取引

この記事でも何度か触れていますが投資ファンドや機関投資家は、VWAPを目安にして株を買い集めていると説明しました。

しかし、より厳密に言えば自分たちでアルゴリズムを開発して運用していない限りは、機関投資家などの注文は株式市場を混乱させる可能性が高い為、証券会社からVWAPの価格に基づいて株を買っています。

この様な取引の事をVWAPギャランティ取引と呼びます。

VWAPギャランティ取引については、

で取り扱いがある様です。

証券会社はVWAPで売り渡すことが決まっているためVWAP以下で株式を集められるほど得られる利益が大きくなります。

証券会社がVWAPを操作する?

噂の域を出ませんが証券会社は、VWAPギャランティ取引の仕組みを逆手に取り安値で売り玉を確保した上で更に株を買い進めて価格を釣り上げ両建てする事でVWAPを引き上げて鞘取りを行い機関投資家や投資ファンドに高値で株を売っているという話もあります。

スポンサーリンク

VWAPの使い方

VWAPは移動平均線などとは違い、「1日・前場・後場」など短いスパン(時間軸)で扱う指標です。

計算式をおさらいするね。

「VWAP=当日累積売買代金÷当日累積出来高」だよ。

つまり、VWAPが使えるのはその日の中にポジションをクローズするデイトレードやスキャルピングに適した指標だと言えます。

VWAPを活用したトレード

VWAPは、そのラインだけでは意味を導き出すことは難しいです。

VWAPの本領を発揮させる為にはVWAPとローソク足が組み合わさることが求められます。

代表的トレードとしては4つの方法が有名です。

①上方ブレイク

②下方ブレイク

③支持線

④抵抗線

上方ブレイク・下方ブレイク

ローソク足がVWAPの上で推移している場合はその日に株を買った投資家の多くは含み益の状態であり力強い値動きを期待することができます。

一方でローソク足がVWAPの下で推移している場合は、その日に株を買った大多数の投資かは含み損の状態であり、下落方向への売り圧力が強いと推察する事が可能です。

チャートを見てみればVWAPよりローソク足が下の場合は陰線が多く、ローソク足がVWAPより上の場合は陽線が多いことが確認出来ます。

ただし、必ずそうなるという魔法の指標ではないので相場の環境認識を助けるツールの一つとして役に立てましょう。

VWAP付近がサポート・レジスタンスとして機能する

VWAP付近は、機関投資家やファンドのギャランティ取引により証券会社の売買が活発になり出来高が増える為サポートやレジスタンとして機能しやすい傾向があります。

VWAPの向きにも注目したいね。

VWAPが右肩下がりということは平均価格が下がり続けている=価格が戻れば売りたい投資家が沢山いてVWAP付近で売り圧力が高まる可能性が高くなるという仮説が立つね。

更にRSIやMACDなどで売りシグナルがどの程度か確認する事で良い精度を高めることができるよ。

個人投資家もFROGGYを使えばVWAPギャランティ取引が出来る

機関投資家が主に使っているVWAPギャランティ取引は個人投資家でも行う事が可能です。

特に、SMBC日興証券が提供している「FROGGY(フロッギー)」と呼ばれる投資サービスを使えば個人投資家もVWAPを使った価格で株式売買が可能です。

FROGGYは、100万円以下の株式買い付けは無料・売り注文は0.5%という手数料体系をとっているシステムだよ。

VWAP注文の他に投資記事から株が買えるというその他の投資サービスではあまり見かけないシステムをとっているので興味がある人は調べて見てね!

VWAPをより活用する方法

VWAPの確実性を検証するのであれば、売り板と歩み値そしてチャートを見比べる事が有効です。

VWAP付近でまとまった約定があったり、大きな買い板・売り板があれば機関投資家や証券会社が売買している可能性があります。

兼業投資家では、デイトレードは難しいのが本音ですが、休日に出勤して平日におやすみが取れる方や平日休みのお仕事をされている方はVWAPをトレードの環境分析の一つして活用してみよう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました